巨大化したジェラルドさん。描写すら許さない圧倒的パワーで隊長格を倒し、
そして仮面の軍勢さんたちも一網打尽で無双状態。
そんなときにかっこよく現れた日番谷隊長がジェラルドさんの腕を凍らせます。
日番谷「ここで永久に凍ってろ」
それが先週のヒキでありました。
今週は↓ここから。
ジェラルド「何者だ」
あれ?日番谷さんの冷凍攻撃、効いてない?
日番谷「護廷十三隊・十番隊隊長 日番谷冬獅郎」
ジェラルド「そうか、我は星十字騎士団・神赦(しんしゃ)親衛隊 ジェラルド・ヴァルキリー!」
紳士やん!!!!
左腕で凍らされた右腕の氷を割るジェラルドさん。やっぱ効いてないのかしらん。
右手を握手のように出すジェラルドさん。
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「仲良くやろう!」 |
いえ、いいです。 |
礼儀正しいですよね。
リジェさんが完聖体になってからなんか矮小な自尊シーンになってたのに比べると
難が全く無いわけではないですけど、豪快ですし、けっこう好ましいかと思います。
まぁ、口では礼儀正しいこと言ってますけど、
握手をするようにみせかけていきなり建物ごとぶっ壊してくるけどな。
飛んで躱す躱す日番谷隊長。
ジェラルドさんのの後ろにまわります。
日番谷「悪りイな」
日番谷「仲良くしに来た訳じゃねえ」
そして天地すら意に介さない状態で
日番谷「卍解」
日番谷「大紅蓮氷輪丸」
氷の翼をのばしてジェラルドさんの上半身を氷づけに。今度は効くでしょうか。
てか、ダメージを与えれば与えるほどパワーアップする相手だしなぁ。
どう倒せばいいんだろうか。
そんな日番谷隊長を見上げる雛森ちゃん。平子隊長を背負って(肩を貸してる)います。
雛森ちゃんはそう深手でもなさそうでよかったです。
平子さんは大丈夫かな。鬼道で回復できればいいのですが。
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雛森「―シロちゃん…!」
雛森ちゃんの目にシロちゃんの勇姿はどう映ってるんでしょうか。
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場面は変わって回想。回想は青文字で。
メガネちびっこ「父さん」
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なにこれ?石田くん?
なにこれ。ヤバい。ヤバ過ぎる。かわいい。こんなん反則や。
ネムちゃんといい、小さいときのみんな可愛すぎるぜ。
石田(小)「何してるの」
竜弦パパの後姿。手術中?
石田(小)「それ」「母さんだよね」
石田(小)「なんで」「死んだのにまだ体を切るの」
石田(小)「やめてよ」「…父さん」
その声に振り返る竜弦パパ。
でも、なにもいいません。なんだか冷たい眼差し。
お母さんて、陛下の聖別で死んでしまったんでしたよね?このあたりは537話(コミックス60巻)で。
死んだお母さんをお父さんが夫ではなく、職業者として扱うことに子どもが反発するというと、
三原ミツカズさんの漫画「死化粧師」を思い出しますが(お父さんがエンバーマーで、闘病の末亡くなったお母さんをエンバーミングする)
私はアリだと思います。
むしろ、この竜弦パパの行動は、
不慮になくなった奥様の死因が知りたい、なにが妻を奪い去ったのか、その真実を知りたかったんだと思います。
泣き伏すだけが死者を悼むことじゃないですからね。
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そして今の滅却師の衣装の石田くんのコマを挟んでまた違う回想。久保先生はこういう捨てゴマがめちゃ上手いですよね。
高校の屋上。お昼ごはん中?
ベリたんの髪型からして結構最近。
一護「お前」「こんな普通の高校通ってていいのかよ?」
石田「どういう意味だ?」
一護「イヤほら
もっとこうアタマいい高校の方が良かったんじゃねえの わかんねーけど」「医者の息子って医者になりたいんじゃねえのか」
石田「君の父親だって医者だろう」
一護「え?
ウチはまあアレだから」「医者ってかヒゲだからな」
ヒゲとは酷いな。でもまぁヒゲですもんね。
石田「…僕はもう医者になるつもりはない」
一護「もうって何だよ」「前はあったのか?」
目をそらしてしょんぼりしている石田くん。
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ちょっと焦ってる?ベリたん。なんなん?この甘酸っぱいラブコメみたいな間は。
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一護「いや
言いたくねえならいいんだ別に」
だからラブコメ(みたいな空気)やめい!
石田くんの脳裏に、あの小さい日に見たお母さんを切り刻む?竜弦パパの後姿。
石田(そうだ あの日僕は医者にはならないと決めた)
石田(死んだ妻さえバラバラにする事が医者の仕事だというのなら)(僕は
そんなものになりたくはない)
それも、アリでしょう。
でも、上にも書きましたが、竜弦パパのやったことも、アリだと思います。
パパも悲しかったと思いますよ。
でもまぁ、あのパパですんでね。石田くんの前では絶対泣いたりとかしなかったろうし、
石田くんからしたら血も涙もないやつなのでしょうね。
そして、石田くんはどうしたいのでしょう。
星十字騎士団に入団したことと、お母さんのと、お父さんの振る舞いになにか関係が?
そんな石田くんに階段の上から声をかけるハッシュヴァルドさん。
ハッシュヴァルト「戻ったか」「石田雨竜」
ハッシュヴァルト「随分と
思い悩んだ顔をしているな」
言いながら階段を降りてきます。
石田「…ハッシュヴァルト」
石田「貴方こそ」「随分思い悩んだ顔をしている…」
ハッシュヴァルト「忘れたか」
ハッシュヴァルト「夜 陛下が御寝になられている間」「私と陛下の力は入れ替わる」
565話(63巻)でもそういってましたね。あのときは陛下も普通の目玉だったんですけど。
ハッシュヴァルド「未来が見えると言うのは―」
ハッシュヴァルト「思い悩む事ばかりだ」「そうだろう 石田雨竜」
ハッシュさんのその目は瞳孔が沢山ある目になっています。
こんな目ン玉になったらそりゃ思い悩みますわ。
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■ |
場所が空いてるので
寝ている間ハッシュさんといれかわるという陛下の力のおさらい。
610話(67巻)より。
「"眼”を開いた私は」
「今 この瞬間から遥か未来に渡る全てを見通すことができる」
「見通したものを全て"知る”ことができる」
「そして 知った"力”は全て私に味方する」
「その力で私を倒す事はおろか 傷付けることすらできなくなるのだ」
「それが我が能力『全知全能』」 |
石田「!」びっくりしてる石田くん。
そりゃまあ、だって、ねぇ。
キモイもん。
石田「…僕の裏切る姿でも視えましたか」
ちょ、石田くん、却って今そんなん言ったらまるで裏切るみたいですやん。
まぁ、石田くんはハッシュさんが自分を信用してないのをわかってるみたいなので、その上での物言いなんだろうとは思いますが。
ハッシュヴァルト「何故そんな事を言う」「私は何も言っていないぞ」
ほら。カマかけられたみたいになってますやん。
ハッシュヴァルト「ただ」
ハッシュヴァルト「お前がこの真世界城(ヴァールヴェルト)の各所に仕掛けたものだけは」「幾つも見つけたがな」
といってハッシュさんがバラっと懐から出したものは切手くらいの大きさのチップ。それが沢山。
石田「…見覚えがありませんね」
涼しい顔の石田くん。
ハッシュヴァルト「そうか」「私はこのチップに使われている機構に見覚えがある」
ハッシュヴァルト「これには 石田宗弦が持ち去った苦難の手袋(ライデンハンド)に用いられていたものとよく似た」「霊子を分解・拡散する機構が用いられている」
苦難の手袋とは初耳のような気がしますが、コマの中の回想の絵を見ると散霊手套のことでありますかな。
ルキアちゃん奪還のときに鎌鼬の人(七番隊四席:一貫坂慈楼坊)と戦ったときにつけてたやつで
マユリ様と戦ったときに外したやつですよね。
その手袋は持ち出した石田宗弦、つまり石田くんのおじいちゃんしか持ってないのか。唯一無二の装具というわけなんやね。
だから、その手袋の機構に似たチップが城に仕掛けられているとなると、
その手袋を持ち去った人物の孫である石田くんが疑われると、
まぁそういうわけで。
ハッシュヴァルト「石田雨竜
お前は」「これを真世界城中に仕掛けて何をしようとしていた?」
石田「言い掛かりだ」
うん。でも、まぁ、ここはしらばっくれるといいと思います。てか、それしか手がない。やってたとしても。
ハッシュヴァルト「…言い掛かりか」
ハッシュヴァルト「ならば証明してみせろ」
剣を抜くハッシュさん。「お前が裏切り者では無いという事をな!」
いやいやいやいや。それ困るわ。
そんな剣抜いてこられたら応戦せざるを得ないですやん。
それで、裏切り者じゃないですってどう証明しろって言うんですか。
黙って斬られろてか?
ハッシュさん、一振りの斬撃で城の壁を破壊。
バズ兄さんには城が壊れるからとか言ってたのになんだこの人。→631話(69巻) 「外へ出ろ これ以上ここで戦えば城が傷む」
ともあれ殺る気まんまんですね。石田絶対殺すマンになってますね。
躱す石田くん「待て ハッシュヴァルト!!」
そうみすみす殺されるわけにはいかないですもんね。回避しようとします。
しかし、次の瞬間、固まります。
それはハッシュさんの攻撃にやられたとかじゃなくて。
きっと、懐かしい霊圧を感じたからでしょうか。
振り向きます。
その先には
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一護「石田…!」
石田「…黒崎…!」
え?ベリたん?
もう着いたの?去年暮れ(656話)、アスキンさんの致死量でノビてて
そのあと(657話)で夜一さんに先に行けといわれて行ったらすぐに石田くんに会ったんですね。
ていうか、お互い霊圧で接近してるかとか近くに居るとかわからないもんなんでしょうか。まぁいいけど。
早いわ!
途中でグリ様拾ったんでしょうな!え?拾ってない?てか、多分、忘れてる…気がする(久保先生が)。
しかし、ベリたんが出てくるのは素直に嬉しいものです。
また石田ァ石田ァって石田くんのこと呼び過ぎ状態でフラれちゃうんでしょうか。
期待たかまくりんぐで次回660話!
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