鰤681話からのらくがき。THE END TWO WORLD


ハッシュさんイケメンだった…




文章の間の絵の元の一枚絵(らくがき)、一番下に。
最後の絵はあいてるとこに好きなもの描いてった感じなのでストーリー順ではありません。
文章のシーンにあわせて描いたものから抜粋して挟んでいます。
文章内のセリフ抜粋の際にはキャラの敬称は略させてもらう場合があります。
文中の斜め文字は、漫画内では傍点を打たれている言葉です。



先週、いかにもラスボスっぽい捨てセリフをはいて
ワープゲートに消えていった陛下だったんですけど
まだ消えてなくて、ちょっとひっかかってた模様。

門に入っていく陛下を歯がゆく見つめている恋次くん。
耐えかねて蛇尾丸を始解させます。
恋次「ま…」「待て! てめえ!!」



それを臥したまま心の中で御するベリたん。
一護(…や…やめろ…恋次…)

当然聞こえてない恋次くん、
蛇尾丸を陛下に向けるのですが、届かず蛇尾丸もバラバラにされてしまいます。
これは、物理?今現状の?
未来でバラバラにしといたったby陛下 じゃないですよね?

それにしても蛇尾丸の扱いもなかなか酷いものがありますよね。
よく壊れる。
アニメだと料理に使われたりとかもあったな…
使い手の恋次くんが猪突猛進の人なのでしょうがないかな…。卍解状態で壊れないってだけでまだずっとマシなんだろうなぁ。
ベリたんのは卍解で折られちゃってるもんで…。

とにかく、万策尽き果てて陛下を見送るしかない一行。

場面かわって石田くんのところ。

先ほどの聖別の光に打たれて仰向けに倒れるハッシュさん。
それを見つめる石田くん。
傷だらけではありますが、どうやら聖別にはあわなかったみたいです。

ハッシュヴァルト「…何だ… その…顔は…」

ハッシュさん!貴方こそその顔なによ!
髪が乱れて顔にかかってるせいかなんかすごいかわいい顔になってるんですけど。綺麗じゃなくてかわいい。

まぁ上手く描けんかったけどな!

ハッシュヴァルト「…悔しいと思うか… 私が…」「陛下に… 力を… 奪われて…」

ハッシュヴァルト「…逆だ」
ハッシュヴァルト「陛下が…お前から…」「力をお奪いにならなかった事を…誇らしく思う…」
ハッシュヴァルト「私から…力をお奪いになった事を…」「誇らしく思う…」
ハッシュヴァルト「私だけが」「…陛下のお役に立てるのだから…」

ここまで来ても陛下陛下陛下のハッシュさん。敵ながらその挺身天晴れ。
でもちょっとなにげに石田くんのことを見下してるよね。
やーい奪われなかったんでやんの~とかそういう感じ?
でも、なんで石田くんの力は奪わなかったんだろう。ほっとくとけっこう脅威よこの石田くんの力。
それとも、"奪えなかった”とか?まあいいや。

黙って見つめていた石田くん、たったひとこと「…そうか…」。

この「…そうか…」ってなんか優しい感じ。突き放してるんだけど寄り添ってもいる。


そうだね。そういう考えかたもあるよね(俺は違うけど)。みたいな。

立ち上がってハッシュさんに背を向けて歩き出す石田くん。
それを引き止めるハッシュさん。

ハッシュヴァルト「…待て…」「石田…雨竜…」
ハッシュヴァルト「…お前の傷を…」「私に… 移して行け…」

びっくりしている石田くん「!?」

ですよね。そんなの言いそうにない人ですもん。
逆に倒れても陛下の脅威になりうるかもしれない石田くんの息の根を
這いずってても止めに来そうな陛下への忠誠を見せてくれたもんだから
この申し出は意外すぎ。裏があるのかなと思ったけど、多分そんなんじゃない気がする。


ハッシュヴァルト「私は… じきに死ぬ…」「傷があろうと…無かろうと… それは変わらない…」
石田「何を…」「言っているんだ…」
ハッシュヴァルト「…どうした… 憐れみか…?」「先刻まで私を殺すつもりで戦っていた筈だろう…」
石田「…しかし…!」

そう、次郎坊さんのときも、チルッチちゃんのときも、相手が戦闘不能にさえなれば命まではとらないスタンス。
もうこうなると、あえて手を下そうなんて思ってないし、ましてや死に掛かってる人相手にさらに鞭打つようなことはしない。

それが石田くん。

ハッシュヴァルト「…何を…」「迷う…」
ハッシュヴァルト「全てを…」「秤にかけろと言った筈だ…」

ハッシュヴァルト「秤にかける事もできず…」「迷いに追われて決めた事は…」
ハッシュヴァルト「全て後悔になるからだ…」

ハッシュさんのセリフのコマには、かつて陛下じきじきにスカウトされた少年の日のハッシュさん(633話:70巻)。
このとき、やはりハッシュさんは"迷っていた”と。

ハッシュヴァルト「…ならばそれも…」「秤にかけろ… 石田雨竜…」

ハッシュさんは、引き立ててもらえる自分と、友だちを、秤にかけそこねた…という解釈でいいのかしら?

ハッシュヴァルト「お前は…」「友を助けに行くべきだ…」

いや、ハッシュさんにいいたい。秤にかけなくても自明のことというのはあるんですよ。

ハッシュさんが秤にかけそこねた過去も、本当は、ハッシュさんの中ではどちらが重いかなんて解ってたんですよね。
それでも、秤にかけなかったことをいいわけにずっと答えを先延ばししてた気がします。

そう思うとなんだ、ハッシュさんて弱くてかわいいじゃないの。
あのバズ兄の影にかくれてた小さいあのときのまんまなんだねって思えてくるのよね。



石田くんも察したのかどうか…

崩れた建物の中で仰向けのハッシュさん。石田くんは先に行ったんだね。
身体の傷を置き土産?に…。

ハッシュヴァルト(例え結果は変わらずとも)(思うままに選択し)(思うままに進む事に意味がある)
ハッシュヴァルト(後悔は無い)
ハッシュヴァルト(何一つ)

いや、あるでしょう。
その手に握ってるものはなんなんですか。なんなんですよ。
もう、ここにきてハッシュさんがすごい泣かせにくるんですけど。


631話:69巻より→

コミックスからの画像ですまぬ。
このとき貰ったボタン…ですよね。



場面はベリたんのとこ。

ルキア「…何だ… その能力は…」
ルキア「未来を…書き換えるだと…?」「そんなもの… 手の打ちようが無いではないか…」

ルキアちゃんにしては弱気の発言。
いつも叱咤激励してくれるルキアちゃんがしょっぱなからこんな弱気発言とは。

ルキアちゃんの膝枕?で織姫ちゃん。ルキアちゃんの鬼道で治してもらってるのかな?



織姫「…ご…」「ごめんね…黒崎くん…」
織姫「天鎖斬月…」「直せなかった…」

折れたままの天鎖斬月。

ルキア「ここから先の未来全てで折られたものを…」「"拒絶”で消す事はできぬという事か…」
織姫「ごめんね…」「これじゃもう…」「戦えないね…」

いや、織姫ちゃんが謝るところじゃないし。

しかしそれを聞いていた恋次くん。ベリたんの腕を掴んで立たせます。



恋次「行くぞ」 ここだけ見るとテンション上がるんですけどね。どこに行くんだと。

ルキア「! 恋次!」「待て! どうするつもりだ!!」
恋次「決まってんだろ」「あいつを追うんだよ」

ルキア「莫迦な… せめて何か…」「策を練ってから挑むべきだ!」
恋次「あんなバケモン相手に策なんか浮かぶのかよ」
ルキア「そ… それは…」

恋次くんも蛇尾丸を壊されてる状態。
丸腰に近い状態でさらに策なんて…


一護「…ああ」「
一護「そうだ…」「もう無理なんだ…」

心まで折られてしまっているベリたん。無理もない話しですけどね。

そんなベリたんの左肩が刀に貫かれます。



な~に~よ~ベリたんのライフはもうゼロよ!やめてあげて。誰よ。

恋次・一護「!!」


振り返るベリたん「…」「…てめえは…」

ベリたん「月島…!!」


なんと!マジか!月島さん!爽やかサスペンダーですよ!

一護「…な…」「何の真似だ… …てめえ…」

反対にぜんぜん爽やかじゃないベリたん。
ただでさえボロボロなのに肩刺されてもう泣きっ面に蜂状態てか?

月島「何の真似かって? そんなの僕に訊かれてもね」
月島「銀城が君の味方しろって言うから」「仕方無くしてるだけなのに」

月島さんの後ろには吟醸さんも!
雪緒くんも居るってことは はは~ん。雪緒くんがここまで連れてきたわけね。グッジョブじゃないの。

一護「…味方… …だと…?」

銀城「バカやろ」「味方しろとは言ってねえだろ」

 
いいなぁこのツーショット。でもってギリコさんは?

いや、それを味方するっていうんですよ吟醸さん。もう、ツンデレ健在ですな!

銀城「俺は」「お前に義理を返せって言ったんだ」

吟醸さんひさびさです。相変わらず吟醸さんです。
しかし、吟醸さんがさわやかに笑うとなんでこんな胡散臭いン?ベリたんもやや警戒気味の面持ち。


月島「織姫」 織姫「!」月島「彼の剣にもう一度双天結盾を」

月島「君の力で"拒絶” できない程 強大な力で書き換えられた未来でも」
   「そうならなかった過去さえあれば  そこまでは"拒絶” できる筈だ」
月島「挟んでおいたよ

月島「 "君の剣は”」「"折られなかった”」

そこには織姫ちゃんの双天結盾で見事治った天鎖斬月が!
びっくりしているベリたん。
さっきまでの陰鬱な感じが消えかかっています。

月島「さて」「これで義理は返したって事でいいかな?」

頼りになるなぁツッキー。
ていうか、一緒に戦って欲しいぞツッキー。
以前の月島さんの能力は、相手の過去に自分の存在を挟むにとどまってたんですが
やはり岩鷲くんのところで修行してパワーアアップしたみたいです。
月島さんの望むパラレルワールドみたいなのを過去に挟めることが出来るみたいです。

しかし、敵だったときはあんだけ不気味だった月島さんがこんだけ安心を提供してくれるとは。

昨日の敵は今日の友…BLEACHという長い連載だからこそ出来るこのカタルシス。ファンでいてよかったです。
いろいろ文句も言ってますけどつまるところはありがとうなのです。あっ話脱線してる。



天鎖斬月を手に気合満ち溢れるベリたん。
その目はもう絶望などありませぬ。
とはいえ、直ったのは天鎖斬月のみで、陛下に奪われた力は戻ってきてないハズ。さすがの月島さんでもそこまでは義理ないとか言いそう。
はてさてどうなることやら。
でも気力が戻ってよかったよ。なんだかんだメンタルはそう強くないベリたんでありますんで。



というか恋次くんの蛇尾丸も直してあげちくり~。

いや、来週冒頭でちょこっとだけ蛇尾丸を直す描写とかあるはずだよね★

というわけで次回682話掲載のジャンプは土曜日発売。


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