鰤685話からのらくがき。「
無欠の果て」
時は流れて十年後。
文
章
■
絵
文章の間の絵の元の一枚絵(らくがき)、一番下に。
最後の絵はあいてるとこに好きなもの描いてった感じなのでストーリー順ではありません。
文章のシーンにあわせて描いたものから抜粋して挟んでいます。
文章内のセリフ抜粋の際にはキャラの敬称は略させてもらう場合があります。
文中の
斜め文字
は、漫画内では傍点を打たれている言葉です。
こういうときに限って腱鞘炎。ラクガキ、もっと描きたかったんですけどささやかですごめんなさい。
藍染さまとの連携プレーの果てに陛下の首を刎ねたベリたん(
683話
)ですが、
陛下ったらなかなかしぶとくて、全身アモルファスで世界とベリたんを謎の体液で覆おうとしておりました。
アスキンさんをして
664話
で
「3つの世界を潰した後に 陛下が何を創るのか」「それを見たいと思わねえのか?」
と言わしめた陛下の壮大なる野望ですけど
そんなアスキンさんでさえがっかりしそうな臭そうな世界になりつつあったのを、石田くんの鏃と
そして折れた天鎖斬月の中から出てきた斬月オリジンの一閃によって陛下の野望は潰えた(
先週・684話
)…ようです。
そして今週、いきなり十年後から。
でもって今週最終回と思いきやまだ続きます。次回が最終回。一週延びただけだけど嬉しい。
おっとその前にセンターカラー。青空を背景に厳しくも遠い目のベリたん。青空綺麗で嬉しい。
本誌内容↓
お墓にしては豪奢で、でも廟にしては簡素な
ちょうどハイキングの休憩所みたいなところでお猪口でお酒を飲みながら
石碑相手にひとりごちている京楽さん。
京楽「…漸く」「片付けが終わりそうだよ」
京楽「あと一区画ほどに石畳を貼り終えれば一先ず完了らしい」
目線の先に双極の丘を仰ぎ見ます。683話冒頭で陛下の体液パゥワーで破壊されて丘の先が随分削られてなくなってしまいましたが、
それを補ってあまりある補強修繕をされております。
双極は丘の上にありましたが、今回、丘の麓からそそり立って丘の前に立ちはだかる感じ。荘厳さが増しましたがちょっと新興宗教の施設めいてるかも。
→
京楽「…十年か」「時間はかかったけど」「あの滅茶苦茶な状態からでも何とかなるもんだねェ」
そんな京楽さんの後ろから声をかける人が。
??「総隊長ーっ! もう時間ありませんよ!早くして下さい!」
京楽「…やれやれ 総隊長の忙し無さ(せわしなさ)には慣れないね」「山じいの凄さを思い知るよ」
うん。京楽さんは休憩がひとよりも少しばかり多いんじゃないかな?
仕事中にお酒飲んだらだめですよ。
京楽「それじゃまた来るよ」「浮竹」
石碑は浮竹さんのお墓だったのか…。何話か忘れましたが浮竹さん無事という説明があった記憶。
ですので安心してご存命かと思ってたのに…。
いや、身体弱い方でしたんでね。そのときは生きててもそのあと悪くなっちゃったのかもしれない…。
そして京楽さんを呼ぶ人の影はどうやら七緒ちゃんのよう。
七緒「総隊長ー!!」
京楽「はァい 今行くよォ」
綺麗に敷かれた石畳。
ゴボッ…
石の境からなにやら黒いものが…?陛下の体液か?
場面は十二番隊(あやしい工場みたいになってる)
マユリ「…フン」「やっと西五十五区が完成するかネ」
マユリ「全くモタモタと待たせてくれる…」「これで漸く瀞霊廷全域に秘裏条網を拡げられるヨ」
またやるのか。十二番隊の前には隊士のプライベートもあったもんじゃないよなぁ…。
でもってまたキテレツなファッションでありますな・・・。牛かな?水牛っぽい。
マユリ「サテ… そうとなれば現地調査に向かうとするヨ」「ついて来い!」
マユリ「眠八號」
おおーっ!ネムちゃん幼女に!
この眠八號には七號の記憶ってあるのかしら?大脳は残ったんで記憶も残ってるかな?
世間的にいい親とは言い難いですけど、また大好きなマユリさまのところに居れてよかったね。
眠八號「はいっ! マユリ様!」
マユリ「…声が大き過ぎるヨ…」「全くお前は… どうしてこうなってしまったのかネ…」
眠八號「はいっ! すみませんマユリ様!」
仲良く出かけていく二人。
いい子じゃないですか。
なんかマユリ様も丸くなったみたい。
あ。見た目もですけどね。
また場面は変わります。
更木隊長、一角さん、弓親さん。
に、体育会系の挨拶をしている隊士さんたち「お疲れ様です更木隊長!!」「お疲れ様です!」「お疲れ様です!!」
一角さんの左腕に副隊長の腕章が。
そうか。そうなのね。別の隊の隊長の呼び声もあった一角さんですが、こちらも大好きな更木隊長の下に居れてよかったですね。弓親さんも。
剣八「やかましいぞ!! 昼間ッからそんな疲れるか!!」
いや、疲れますって。こう暑いと。
隊士さんたちビビります「ヒイッ!?」「そりゃそうっスよね!スンマセンしたァ!!」
挨拶を変える隊士さんたち「ご機嫌うるわしゅう更木隊長!」「ご機嫌うるわしゅう!」「うるわしゅう!」
やかましいのには変わりなし。
一角「…そりゃそうと隊長…」
一角「今日って一番隊舎っスよね?」「こっちでいいんスか?」
剣八「あ? 何言ってんだ 十三番隊仕切りなんだから十三番隊舎だろ」
ん?十三番隊仕切りって、浮竹さん亡きあと誰か仕切るのかな?
一角「…一番隊舎だよな?」
弓親「僕知らないよ三席だもん キミがしっかりしてよ」サラっと立場の説明してくれてる弓親さんナイス。
ちなみに弓親さん、いろいろゴテゴテしなくなりました。黒髪の啓吾くんみたいです。
剣八「…いいか一角… そもそも俺が道によく迷ってたのはやちるのせいだ!」「やちるの居ねェ今… 俺が道に迷う訳が無ェ!」
謎理論。
でもってやっぱりやちるちゃんはもう居ないわけで、野晒の卍解状態の具現化かなんかだったんかな?
斬魄刀も持ってて始解もできてたよね。居なくなるのは淋しいけど、野晒の中にいるということで。
やっぱり大好きな剣ちゃんのそばにいるんだ…って解釈でいいかしら。
それにしても謎理論を前に言葉を失う一角さん弓親さん。
一角「…」
弓親「えっ 僕!? 僕は隊長の言う通りだと思うなあ~!」
説得とかそういうのを放棄してますな。
剣八「わかったらさっさと行くぞ!」「チンタラしてんなよ!」
走り出します。多分あさっての方向に。
説得とかいう頭を使うことを放棄するかわりに身体を使うことになります。
一角「あっ」
一角「待って下さいよ隊長ー!!」
だだだだ…と走っていく十一番隊のメンツの傍らで平子隊長「ん?」
平子「十一番隊やんけ」「なんであさってのほう行ってんねん」 ←言われてる。
雛森「道に…迷ってるんですかね…?」
平子「道に迷てる奴のスピードちゃうやろ」
堂々たる迷子。
十年経ったそうですが、平子隊長も雛森副隊長もあまり変わってない様子。
平子隊長の前髪がナナメ一直線から、ちょっとカリ入ったくらい。
ルキアちゃんで150歳とかですし、十年といっても尸魂界では多分2、3年くらいの感覚かな?
雛森「あたし呼び止めてきます!」
平子「ウソやんやめとき! 俺らまで巻きぞえ食って遅刻したらどないすんの!」
なんの巻ぞえなのか。一緒に走るとか。
雛森「でも…」
平子「デモもプリプロもない!」←さすがの音楽用語。「ええ大人なんやから放っとき!」
なぜかいい顔で平子「隊長命令や!」
雛森「…平子隊長って… どうでもいい時だけ隊長命令使いますね…」
平子「ははーん価値観の違いやな! どうでもええ時には使てへんで! 使いたい時に使てんねん!」
雛森「…」
五番隊は今日も平和っちゅうこっちゃ!
また違う場面。
崖から飛び降りる射場さん「うおおおおおおッ」
着地する射場さん「しゃアい!!」
崖の上にブルってる隊士たち「お…俺ら無理ですよ隊長ォ~」
射場「気にすな!おどれらは後から来い!!」
射場さん隊長になったんですね。コマムーは?やはりワンワンのままなのでしょうか。
しかしいい隊長です。隊士に無茶振り無理強いはしません。
日番谷「鍛錬場から出勤か 毎日精が出るな射場隊長」
射場「日番谷隊長!」
日番谷隊長は子どもの姿に戻っています。後ろには乱菊さんも。また髪が伸びております。私見ですがミディアムのほうが好きだったな~。
射場「いや… まだまだ儂は隊長の器じゃないですけん」「この鍛錬を欠かしたら… 隊長じゃ居れんような気がするんですわ」
きっと、狛村隊長もそうしてたから…じゃないかなとか想像。
日番谷「…そうか…」
日番谷「立派な心意気だ… 隊長になるにはそういうものが必要なんだろうな…」「誰かに聞かせてやりたいぜ…」
誰だろ…
乱菊「わー!誰だろ!」「修兵ですかね!?」 違うと思う。
拳西「そうだな」
拳西「よく聞いとけ修兵」
あれ?拳西さんゾンビになってたのに普通に戻ってるわ。
あっマユリ様のおかげかな。だったらローズ隊長もきっと元気のはず。
でもってゾンビ拳西さんたちと戦ってたゾンビのドル様はどうなったのか気になる。
修兵「聞きずてならないっスね乱菊さん!」
乱菊「言っとくけど今のあんたの隊長の発言こっち派だからね」
ここから修兵さんをいじるタイム。
修兵「俺こそ言っときますけどね!」「俺もうとっくに卍解修得してんですからね!」
卍解、出来てたんか。ペペさまに心を奪われっぱなしじゃなかったというわけね。
どんな卍解か気になるわ~。
乱菊「あたし結局それ見てないもーん」
日番谷「俺も見てねえ」
乱菊「卍解するするサギじゃないのー?」
なんだかんだこの十番隊隊長副隊長似てますよね。
拳西「俺も見てねえな」
修兵「うそだあ!隊長は見てるじゃないですか!!」
修兵「しょっ…しょうがないじゃないスか!」「あれからずっと使う機会なかったんだからー!」
乱菊「言い訳じゃん」
拳西「言い訳だな」
修兵「そっちにつくのやめて下さいよ隊長!!」
久保先生、修兵さんの卍解考えてなかった疑惑もありますな。おかげで修兵さんがこんな弄られまくるハメに。
日番谷「…まあ 十年使う機会が無かったってのは」「良い事なんじゃねえか」
日番谷「十年」「平和が保たれたって事なんだからな」
良い事言ってくれた。修兵さんもこれで弄られた甲斐があるというもの。
日番谷「その十年の締め括りに―」
日番谷「今日の式は」「相応しいと俺は思うぜ」
なんの式?結婚式じゃないよね。誰と誰のよ。
一番隊舎。
砕蜂「遅い!」「何をしていた!」
結局走ったのね。
てんで普通状態の更木隊長と、その両脇で息を切らしている一角さんと弓親さん。
ほら、昼から疲れることあったでしょう。とはいえやはり更木隊長は疲れてないですけど。
スゴみ合う更木隊長と砕蜂ちゃん。
剣八「あァ?瀞霊廷一周してきたんだ」「逆に早えェぐらいだろ」
砕蜂「何故この大事な日に瀞霊廷一周してきたのかと」「問うているのだが?」
勇音「と とっ… とりあえずお二方とも中へ入りましょ!」「ねっ ハイ! どうぞ!」
勇音さん、隊長羽織着てる…四番隊ですね。卯ノ花さんのあとを継いだ感じでしょうか。
髪がさらさらボブになっててかわいい。こっちのほうが幼く見える(でも巨乳)。
清音(小声で)「姉さんも同じ隊長なんだからあんなヘコヘコしなくていーのよ!」
勇音(小声で)「無理言わないでよォ~…」
清音ちゃんの左腕に四番隊副隊長腕章が!仙太郎くんはどうなったんだろ?
七緒「それでは」「此より護廷十三隊 新隊長着任の儀を執り行います!」
七緒「新隊長は中へ!」
ここで隊長格は勢ぞろい。とはいえマユリ様居ないですけど。おでかけしてたな。ネムちゃん八號と。あと浮竹さんの空席が。
頑張って描いたですが伝えきれずにすみません。一応番号つけときました(アラビア数字で)。
奥から
砕蜂隊長(二番隊)
虎徹隊長(四番隊)
朽木隊長(六番隊)
矢胴丸隊長(八番隊)
日番谷隊長(十番隊)
奥から
鳳橋隊長(三番隊)
平子隊長(五番隊)
射場隊長(七番隊)
六車隊長(九番隊)
更木隊長(十一番隊)
リサちゃん隊長か~。好みのメガネっこをはべらせ?て京楽さんウッキウキですな。
でもって兄様がまた牽星箝つけててなんか嬉しかったです。
あと、ローズ(鳳橋)隊長の三番隊ですが、イヅルさんどうなっちゃったんだろう。
もう隊長じゃないですけど、ベリたんとのナイス連携を見せてくれた藍染さまもどうなっちゃってるんだい。
恋次(三つ編み)「…なんつーカオしてんだよ」「心配すんな 緊張して足ヒネッたら肩車してやるからよ!」
??「う…っ、うるさい…!」
どうやらこの緊張して深呼吸してる人物が新隊長に就任の模様。恋次くんに近しい誰かといえば…
七緒「十三番隊隊長」「朽木ルキア!」
浮竹さんの抜けた穴にはルキアちゃんか。出世!浮竹隊長のあとを継いでいい隊長になるよ!
てか隊長羽織に着られてる…。カワイイ。髪もスソが伸びてます。
ルキア「はい!」
このときの兄様の顔ミテミタイ!ミテミタイ!見てみたい!
恋次くんは、やっぱ六番隊の副隊長…ですよね。
ルキアちゃんの補佐官は仙太郎くんかな?
違う場所。
十二番隊。
阿近「あれ?」
阿近「隊長どこいった? …っと そうか 今日は例の新隊長のアレか」
鵯州「いや なんか復興地区の調査に行ったぜ」
阿近「何でだよ!?」
鵯州「副隊長のオメーが知らねえのに俺が知るかよ」
十一番隊といい、副隊長の負担て意外と多いのね。
阿近「参ったな… しょうがねえ 呼んでくるか…」
鵯州「なんかあったのか?」
阿近「いや…」「計器に妙な反応があるんだよ…」
阿近「十年前の…」「ユーハバッハの霊圧によく似てる…」
ってヤバいやん。冒頭でも石畳のスキマからなんか黒いもの出てましたし。
過去(十年前)の陛下は倒せても、未来で悪さする陛下は倒せてない理屈。
なんといっても
680話
で陛下が言ってた
陛下「これから先の未来 お前達が最も大きな幸福を感じた瞬間を」「選び抜いて殺してやるとしよう」
陛下「お前達はこれから先 幸福を感じる度、私の言葉を思い出すだろう」
陛下「そしてその度に約束された死の恐怖を味わい続けるのだ」「永遠に」
これな。
今幸福じゃないですか。
ここで来るとかな。
バッドエンドいやだよ。
泣いても笑っても
次回最終回
。受け入れる覚悟を。いいラストになりますように…。来週お盆休みで38号は22日発売か。長いなぁ…。
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686話