鰤674話からのらくがき。 Father2
おとうちゃんズ。




文章の間の絵の元の一枚絵(らくがき)、一番下に。
最後の絵はあいてるとこに好きなもの描いてった感じなのでストーリー順ではありません。
文章のシーンにあわせて描いたものから抜粋して挟んでいます。
文章内のセリフ抜粋の際にはキャラの敬称は略させてもらう場合があります。
文中の斜め文字は、漫画内では傍点を打たれている言葉です。


ベリたんと織姫ちゃん。ようやく辿り付いた真世界城の最上部、つまり陛下のところ。
いざ戦わんと思ったら、なぜかトークタイムとしゃれこむ陛下。
さんざん自分の言いたいことだけおぬかしあそばして、ベリたん逆上。
そんなベリたんをふっとばしてトークタイムを切り上げてさぁ戦おうかといわれてもこまっちゃうところで先週のラスト。

今週はここから。

吹き飛ばされて柱に叩きつけられるベリたん。
吹き飛ばす衝撃が強いのか、一旦壁(柱の)に張り付いて落ちる描写。
床に落ちたベリたんに「黒崎くん!」と駆け寄る織姫ちゃん。

陛下「…話は終わりだ」「愉しかったぞ」

ゆっくりと立ち上がる陛下。余裕を見せ付けております。

陛下「さあ」
陛下「戦おうか」「一護」

先週は霊圧増量中のこのシーン、陛下の正面からでしたが今週は視点を変えて横から。



この絵からはカットアウトしちゃったのですけど、溢れ出る黒い禍々しい霊圧?が広がっている部分もあるのですが
ぼとぼとと垂れ落ちているように見える部分も。
霊圧を放つという言い方から比喩で重たいなどという表現はあるものの、実際には重さのないものかと思ってたのですが
こうなると究極まで凝った場合に重たさが出てくるのでしょうね。

落ちたベリたん。駆け寄る織姫ちゃんが傍にいく前に立ち上がって陛下を睨みながらまた掛かっていきます。

織姫「まって黒崎くん!!」

待たせて何をするつもりだったのか織姫ちゃんは。

聞く耳持たないベリたん。陛下の黒い霊圧?をかいくぐろうとしますが苦戦。

陛下「無謀な突撃だな 何の為にその女を連れてきた」「憎しみで我を忘れたか?」
陛下「そう逸るな」

なぜ織姫ちゃんを連れてきたかって、そりゃやっぱ治療?が目的で
その織姫ちゃんも多分そうしたかったから「待って黒崎くん!!」だったんでしょうけど、もう?ここで?
ここで治すの?
当然陛下はようやく戦い始めたところだしそんな治療が完了するまで待ってくれなかろうし
そうなると、動くベリたんに双天帰盾をかますことになる…なりますよね?
困るわ。邪魔ですやん。
いうなれば疲労してる人がブドウ糖の点滴しながら仕事してるみたいにならないか?
チューブものごっつい邪魔やし。
私はてっきり、一回くらいダウンとられてから、陛下が余裕ぶっこいてなんかどうでもいいこと喋ってる間に
治療するんだろうなーとぼんやり思っておりました。もう輸血しながら失血していくカンジなのねそうなのね。

黒い霊圧?に押し負けて吹き飛ばされるベリたん。
陛下の霊圧はもう部屋中を覆わんばかり。

陛下「お前はいずれ私に喰らわれて死ぬが」「そう死に急いではつまらぬだろう」
陛下「逸るな」

それでもその隙をついてまた立ち上がって掛かっていくベリたん。

陛下「一体どれほどの時間と奇跡を費やして」「お前を創ったと思っている」

知らんがな。ていうかベリたん聞いてないしね。

そしてまた陛下の黒い霊圧と衝突。押し負けて(ry

陛下「自らの命を軽んじるな」
陛下「お前の体は」「お前の力は」「お前1人のものではないのだ 一護」

↑ここだけ取り出して見ると、まっとうなことを言ってる(息子の身を案じている)気もしないではないのですが。

陛下「力の全てを」「吐き出し尽くして死ね! 一護!」

やっぱ陛下は陛下でした。

息子といいながら自分の糧にする。それ以上でもそれ以下でもない。
梅図かずお先生の『洗礼』みたいなノリですな。あれも親が子を利用する話。梅図マジックがいいどんでん返しになってる良作です(ステマ)。


場面かわります。
ジェラルド氏のところ。

白哉兄様と老けてる日番谷隊長のところに恋次くんルキアちゃんが合流。

ルキア「そっちから回れ恋次!」
恋次「おう!」

ジェラルド氏を倒さんがために2人で連携プレー中。…のところをジェラルド氏のチョップ()が襲います。

2人のことですもん。難なく避けてるわ…と思ってページめくったら
白哉兄様に担がれてた(2人とも:恋次くんはさすがに抱えきれずラリアットかまされて「いで(痛で)」とか言ってます)。

 しかしルキアちゃん、先週といい今週といいよく抱えられてますな。

やっぱ白哉兄様、部下を危険に晒したくないのね…と思ってたら

白哉「恋次」「ルキア」
白哉「お前達は黒崎一護の許へ向かえ」

強制排除でしたか。

恋次「え…」
ルキア「しかし兄様…!」
白哉「霊圧を見ろ」
白哉「奴は既にユーハバッハと対峙している」
恋次・ルキア「!!」

ちょっとまってお二人さん。今気が付いたみたいなリアクションやめようよ。
先週も気付いてたじゃないですか。

ルキア「し…しかし…」
白哉「何を迷う」
白哉「自惚れるなよ」


会話してる間にもジェラルド氏の手が襲い掛かってきます。
それを千本桜で止める白哉兄様。
ジェラルド氏、随分愚鈍化してますな。手だけの攻撃とか。希望の剣(ホーフヌング)はどうした。
会話しながらいなされてる神の権能。

白哉「…黒崎にお前達の力が必要だと言っているのでは無い」
白哉「此処にお前達の力は必要無いと言っているのだ」

更木隊長、日番谷隊長、白哉兄様の連携プレーでも倒せなくて絶望をかましてくるジェラルド氏ですが
今週になってなんか勝てそうな気がしてきました。
だから白哉兄様の↑このセリフも部下に気を遣わせないために言ってるのでしょうが
事実から言ってる部分もあるのではないかと、思ったりもします。
ジェラルド氏、数回の奇跡を経て自然の摂理のみならず知能からも逸脱か。

白哉「―解ったら行け」

後ろ髪引かせることもなく送り出したいのでしょうが
この言い方って、つまりベリたんとこに2人が行っても逆に足手纏いになる可能性もないではないよー
と遠回し、じゃなくてかなりダイレクトに言ってますよね。
でも、こういう言いにくいことをズバっと言っても相手の気を損ねず通っちゃうのが白哉兄様の人柄ではないかなと。
とくに今回の場合。

恋次「はい!!」
ルキア「ありがとうございます!!」

頭を下げ、そして走っていくお二人さん。後ろ髪引かれることなく。

それを見送って日番谷隊長の傍に戻る白哉兄様。

日番谷「お帰り」
日番谷「見透かされちまったな あんたの気遣い」
白哉「…元より見透かされるつもりで言ったのだ」

わざと下手な芝居打ってやったみたいな白哉兄様。いや、芝居下手でしょ。言ってらぁ見たいな顔してる日番谷隊長。
というか、ほんとこの人ら耳ええな~。

日番谷「…けどまあ」
日番谷「あれでいいんじゃねえか」「あいつらは黒崎の所へ行くべきだよ」

日番谷「あんたが霊術院に通ったかどうか知らねえが」「俺は霊術院で 上官や家族の為に戦えとは教わらなかったぜ」
日番谷「死神 皆 須らく」「友と人間とを守り死すべし」

護廷十三隊が縦割り一辺倒ではなく、ヨコの繋がりも十二分に機能してるのはこの教えのせいかもしれません。
まあ、今回この教えはこの回のために作られたんだろうなぁとは思いますが。

日番谷「 俺達と黒崎は仲間だが…」
日番谷「あいつらは」「黒崎一護の友だろう」

仲間と友って、やっぱ違うのかしらね。こういう戦いを仕事にしている人には。
私には同じのような気もしますが…。

日番谷「死神として戦うなら―」「黒崎の所へ向かうのが正しいって事だ」

白哉「正誤の秤か 死神らしい教えだ」

秤なの?ていうか白哉兄様、他人事みたいに言うなぁ。兄様も死神じゃないですか。しかもバリッバリの。

日番谷「正誤が逆でも どうせあいつらは行っただろうけどな」



しみじみ言う日番谷隊長。見かけも老け()ましたが、思考も老けてませんか?大人っぽい子どもちゃんではありましたが…。

というか、ジェラルド氏、ぜんぜん動いてませんがな。どうしたん。ちょっとお休み中かな?

いや、この年季の入った言葉をいうために老けたんだよ。ジェラルド氏を倒すのはついでです。


そして場面ふたたび変わります。

???「そうだ」

だっ誰だ!

???「人は皆 秤の上を歩いている」

しかも先ほどの日番谷隊長と白哉兄様の話を聴いてたかのような口ぶり。

???「生き 出会うものごとの全てを」「正誤の秤にかけながら進んでゆく」

似たようなことをバラガン様の従属官(フラシオン)のフィンドールさんが言ってたような。
「正解(エサクタ)!」の人です。イケメンの蟹でした。

???「己にとって何が正しくて何が誤っているかを振り分け」「振り分けられた正誤の破片が折り重なって人の姿を為す」

???=ハッシュヴァルド「それが自分自身だ」

秤ハカリ言うと思ったらこの人、聖文字「B(The Balance:天秤)」でしたな。

しかし"振り分けられた正誤の破片が折り重なって人の姿を為す”とは興味深いです。

つまり、自分とは記憶といいたいのかな…。

ハッシュヴァルトさんの前には…血を流した石田くんが倒れています。

この構図もどっかで見たなぁと思ったら、656話(72巻)のアスキンさんとベリたん。
今回石田くんはそんなにマッギョじゃないですけどね。

ハッシュヴァルト「お前も」「そうしてきた筈だ石田雨竜」
ハッシュヴァルド「だが」「私にはお前の姿が見えない」
ハッシュヴァルド「お前が秤にかけ 選び続けて為した筈の」「お前の姿が見えない」

だから、ほかの親衛隊がそこそこ石田くんを認め始めてたのに、ハッシュさんだけ胡散臭げにしてたのは
こういうわけがあったからかもしれませんね。

ハッシュヴァルド「お前は何者だ石田雨竜」
ハッシュヴァルド「本当に あの浅薄な人間共の為に命を賭ける事がお前の本望なのか?」

なんだかハッシュさんの語気が柔らかい気がするのは気のせい?

石田「…ご…」
石田「…御託が… 長いな…」

うん。長いね。

石田「僕が何者か… …だって…?」「そんなもの…答えられるもんか…」

立ち上がる石田くん。滅却師の弓を出します。足元の血溜まりが気になりますが…。


石田「僕にとってそれは…」「君達を倒して漸く解る事だ…!」

石田くんもわからないのかもしれません。
ベリたんの仲間、友として、しかし死神に対抗する滅却師として、
しかしそれとは別に、どうしたいかとか、どうなるべきかとか、そういうの色々色々あって


自分の立ち位置がどこにあるのか、ひいては自分はなんなのか。

ここで迷いなく滅却師を滅すればはっきり見えてくるものもあるかもしれません。

ハッシュヴァルト「…成程」



ハッシュさんも、石田くんを倒せば、石田くんが見えてくるかもしれません。



そしていきなりコイントス…?

じゃなくて、メダル?気がついたら場面が変わっていました。

①「…驚いたな こんな何十年も前の通行証がまだ使えたとは」
②「追放の時にそれを持って逃げたオメーの親父の機転に感謝だな」

地面に落ちた勢いで回っているメダルを拾いもしない靴の人と
黒い衣装?の人。

竜弦(①の人)「…そうだな 手癖の悪い親を持った事を初めて感謝しよう」
一心(②の人)「自分の親をそんな風に言うからオメーも息子に悪く言われンだぜ」

黒崎一心パパと石田竜弦パパでした。
しかも2人とも"正装”で。


なんですかね。2人で待ち合わせとかしてここまで連れ立ってきたんでしょうか。
その前にメールとか電話とか。そこまでのプロセスを考えるとニヤニヤします。

今回674話のサブタイは「Father2」で、先週の「Father」の続きって意味なのでしょうが、
こんなとこにFatherが2人いるよって意味にも思えてわろてしまいます。

さて、恋次くんとルキアちゃんもベリたんのもとに向かっていることですし
こうしてパパんズも。役者がどんどん揃ってきました。最終決戦にふさわしいですが
まだ出てない人がめっちゃ気になりますがとにもかくにも待て次週

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