鰤673話からのらくがき。 Father
陛下の唯我独尊タイム。




文章の間の絵の元の一枚絵(らくがき)、一番下に。
最後の絵はあいてるとこに好きなもの描いてった感じなのでストーリー順ではありません。
文章のシーンにあわせて描いたものから抜粋して挟んでいます。
文章内のセリフ抜粋の際にはキャラの敬称は略させてもらう場合があります。
文中の斜め文字は、漫画内では傍点を打たれている言葉です。



先週のラストは真世界城の最上部で
寝起きの陛下がベリたんをお迎えしてるとこでヒキだったんですけど、
その前にあったジェラルド氏サイドの描写は
日番谷隊長と(更木隊長と)白哉兄様の見事なコンボ技が決まった!
と思いきや、ジェラルド氏が何度目かの奇跡を行使。かなりがっかりきてたのですが
さて今週。

なんと、ルキアちゃんを抱えて恋次くん登場!
ジェラルド氏にぼこられてたんですけど、今はかなりお元気の様子。
もしかするとルキアちゃんの鬼道で治してもらったのかも。
しかし、ジャンプの柱の煽りが「お二人さんの身に―…」ってあるのが気になります。お二人さんという言い方が。


そんなお二人さんのところにいきなり弾幕が降り注ぎます。

恋次「うおおおおッ!?」

躱してるわけでもないのに全弾外れるのは面白い顔をしてるときのお約束よ。

ルキア「な…」「何だあれは…!?」

お二人さんが見上げる先にジェラルド氏復活中。弾幕はそのジェラルド氏から降り注いでおります。
なかなかの巨神兵っぷり。

その先ちは別のほうから声がします。

日番谷「生きてたか朽木!阿散井!!」
日番谷「こいつはお前等が戦ってた敵の成れの果てだ!」「化け物だぞ!気をつけろ!!」

って、"老けて”る顔で言ってる日番谷隊長。
当然

恋次「…だ…ッ」
恋次「誰だ…!?」
 

ってなりますよ。しかし恋次くん、なぜプルプルしておるのか。 

ルキア「たわけ!声でわからぬか!!」 おおルキアちゃん察しがいい!

ルキア「恐らく日番谷隊長の兄上だ!」 ルキアちゃんそれ違う。

恋次「なるほど!はじめまして!!」 元気に挨拶!!!!!

日番谷「ああそうだ!初めまして!」

白哉(投げたか…)ひっそり想う。 

このお二人にはごちゃごちゃ説明してるほうがめんどくさそう。
けして理解が遅いわけじゃないんだけど、
なんていうかそこに到達するまでのリアクションがいちいちめんどくさそう。
今は忙しいんでな。

その時、何かを感じる恋次くん、ルキアちゃん。「!!」

そこには居ない(ハッシュヴァルドさんのとこに居る)石田くんもそれを感じた模様。


"それ”は皆が見上げる真世界城の最上部から。

ルキア「一護…!」

いつのまにか弾幕が止まってる?


陛下の前に到着したベリたんと織姫ちゃん。


徒手空拳というわけではないですけど ベリたんは刀に手をかけるそぶりも見せず。
こういう場面て、ベリたんいっつも構えてる印象しかなくてな。
それだけ余裕が出てきてるのでしょうか。

対する陛下も余裕です。

陛下「抜かぬのか」「随分と無防備な事だ」
陛下「―と言いたい所だが」
陛下「どうやら」「無防備な訳ではないな」

見ればベリたんの周り、轟轟と霊圧が。

陛下「漲る霊圧が形となって見える様だ」いや見える様だじゃなくて視えてまっしゃろ。「強くなったな…いや」

陛下「それこそが本来のお前の力だ」
陛下「さあ来い 右から来るか」「左から来るか」「楽しみに待とう」

じゃあ真ん中から…とは言わない。

一護「何言ってんだよ 視えるんだろ」「俺がどう斬りかかるかなんて」

陛下「力は使わぬ」「久し振りの父子の会話を愉しみたい」何言ってんだキモいぞ陛下。


一護「俺の親はあんたじゃねえよ」

息子ちゃんに思い切り拒否られてユーハパパかわいそス。まぁ陛下の父親気取りは単なる比喩でしかないと私は思っております。

陛下「黒崎一心か あれは仮初の父親に過ぎぬ」「お前は既に聞いた筈だ 自身の力の根源について」

なんかね。陛下ってもしかして子どもの作り方知らないんじゃないの?
うちの叔母は若かりしころ、スキになっただけで妊娠すると思ってた純情でして
それで中学のときに担任の先生がスキになって、
「先生の子どもできちゃう」といってちょっと騒動を起こしたそうですけど
それに似たというか反対の何かがある。陛下には。
全ての滅却師♀の子は俺の子だぁぁぁぁ!とか思ってるかもしれない。
キモいぞ。キモすぎるぜ陛下。歪に肥大化した自己ですね。

一護「聞いたさ」「それが何だ」
一護「あんたは俺の親じゃねえ」「俺の親を殺した男だ!」

陛下「母の事か」「女々しいぞ一護!」

これだって、見方を変えたら、陛下がずっと真咲ママのことが好きで、なのによりによって死神と結婚するとか。
ゆるせん。殺す!という解釈もしようと思えば出来るわけで。ごめん。どろどろしてもうた。
西山文雄先生にも似た怖さ。でもこういうヤバイ病み方の人って怖いけどなんか見ちゃう。実際居ると怖いんですけど。


陛下が病んでるかどうかは置いといて
人の親殺しといてしゃあしゃあと自分こそが親とか言った上に「女々しいぞ」はさすがに痛すぎ。

ついにベリたんもキレて?刀を抜きます。いい感じにはだけてます。
この新しい死覇装になって、胸のとこバッテンとガードされておるので、もうはだけたりしないのかと思ってたんですが
ちょっと控えめにいい具合にはだけるのが逆にいいかなと思いました。


ええと、抜刀したんでしたね。
そしてそのまま陛下の座ってるところに走って…って遠っ!
これ、50mくらいありますよ。
そんだけ離れて"父子の会話”もへったくれもないんじゃないかと思うの。
人との距離(文字通り距離)も測れないのか陛下。

近付いてベリたん「月牙」「天衝!!」 

かなりの斬撃ですが、陛下のまわりに立ち上る黒い"気”のようなものに阻まれます。

そりゃあ、月牙天衝撃つまで助走つけてる間、ぼーっと座ってるわけじゃないものね陛下。
防ぐ返す刀みたいなので、その黒い気…というか霊圧ですね。それがベリたんに襲い掛かります。
そこに三角の盾。織姫ちゃんの三天結盾がベリたんを防御。

その間に一旦距離を置いて体勢を立て直し、
陛下の黒い霊圧をばっさばっさ斬って斬って再び陛下のところに向かっていくベリたん。まだ遠い。
しかし、走れば間合いは詰まるもの。
手を伸ばせば届く距離まで近付いて刀を振り下ろそうとするベリたん。
その肘を黒い霊圧が止めます。

陛下「―何を悲しむ事がある」
陛下「奴は死すべくして死んだのだ」

"奴”って…。病んでる疑惑に拍車がかかるわこんなん。

陛下「お前を産み 我が糧となる為に生きた」「何が不満だ」

不満など。
ベリたんを産み、母として生きて母として息子を護って死にました。命は落としましたが護れたのです不満などありません。

ただ一つ不満があるとすれば、得体の知れぬ男に俺の為に生きて死んだなどと思われておることでしょう。
いや、それすら、関係ないことで。

陛下「これ以上の幸福があるか!!」

ないですね。きっと最上の幸福でした。
ただし、何度も申し上げている通り その幸福は陛下には関係のないところにありまして。
ここで陛下が真咲ママを"奴”呼ばわりして貶めれば貶めるほど、逆に真咲ママの生涯が神聖なものに思えてきました。

愛する旦那さんがいて、かわいい子どもに恵まれて、幸福以外のなにものでもない光り輝く人生。
どれだけ陛下が言葉で穢そうとも、真咲ママの生きた幸せの事実は変わらないんだとベリたんにも気付いて欲しい。

のですが、親の生き様を道具のように言われてアタマに血が上っちゃってるベリたん。目の焦点がヤバい。
その動揺の隙を突かれて、陛下の霊圧に弾かれて壁に叩きつけられるベリたん。織姫ちゃんの三天結盾も間に合いません。

織姫「黒崎くん!!」

陛下「―話は終わりだ」「愉しかったぞ」

そりゃ愉しかったでしょうね。
独りよがりな自論をご披露できたんだから。

満足の陛下。立ち上がります。

陛下「さあ」「戦おうか一護」

ようやく"力”を使うのでしょうか。立ち上る霊圧が多すぎて、もはや陛下のシルエットがわかりません。ヘルシングでこういうの見た!
陛下の姿が闇に溶けるというよりも、陛下の周りの空気が陛下に溶かされている感じでしょうか。
禍々しさ当選確実で待て次週

しかし陛下、なかなかのダークマター。ラスボス感がすごいんですが、

どうもまだ頂上決戦には早い気がするのは、吟醸さん月島さんギリコさんの伏線が気になってるせい。


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