@【兵主部一兵衛、敗れたり】
長い戦いでしたね。
正直ちょっと長すぎかなって思ってた部分があって
だから済んでやれやれと思ってるのですが、
落ちた和尚の首級が、なんていうか
今迄の戦いの幕ひきを代弁する(もはや語らないですけど)にはあまりにも軽く落ちた気がして
あっけないって、こういうことなのかなって。
605話で「こっから!ここまで!の間におんしを倒す」と言って墨で引いたライン。
陛下はそれを見て
「少し長いな」
「その三歩手前でお前は死ぬぞ 兵主部一兵衛」
と返事してたのですが、まさにその通りになってしまったようです。
この"未来”をも"眼”の開かぬうちから見えていたのでしょうか。
それとも自信ゆえのはったりだったのでしょうか。
それは、わからないのですが。
和尚の「封」(墨で虚空に描いた丸のなかに"封”の文字)もそのまま撃破、
ほかの零番隊隊士も倒れてしまい(いつやられたんだろう)、
まさに霊王宮は壊滅、
陛下は霊王のおわすところの喉下にまで迫りました。
それにしても陛下の親衛隊とかきっとよく働いたろうに描写がありません。
あとハッシュヴァルドさんと石田くんもまた空気です。
それにしてもこの霊王のおわすカプセルみたいなとこ。そこから入るんだろう。
関係ないけどバーテンさんがお酒いれて振るやつ思い出す。
あと、その霊王さんのおるところ、零番隊隊士各々が管轄してた円盤みたいなの。
この上に街が見えるのですが、ここに住んでる人はどういうひとたちなのかな?
千手丸さんが戦ってたとき、神兵って出てきてたですが(597話)
このひとたちが住んでるのかなのか想像してみたり。
A【ひさびさ!ベリたん】
陛下も霊王のもとに向かい、壊滅情愛になった霊王宮に
またもや大きな音とともに衝撃が・・と思ったら
天柱輦もどき。落ちたバトンのごとく無様な着地です。
これ、いちおう跳ぶようには作られてるけど、着地することは想定されてないですよねきっと。
しかもちゃんと制止してないのにドアが開いてしまうというあきれた造作。
そっから岩鷲くんがまろびでるとこまでがお約束。
織姫ちゃんは三天結盾から岩鷲くんがもれちゃったことをお詫びしてますけど、
キャラとしてはこれでいい。これがおいしいんだ。
そしてひさびさにベリたん登場です。
ありがたや。お年玉であります。
そして相変わらず描きにくい(P曲`q)鰤の中で一番描きにくい。
鰤のファンのかたで、
こうやっていちいち出るたびに模写してる(仕切れてないですけど)
って人はそう居ないと思いますけど
毎回毎回毎回、ベリたんの描き方が違うんです。こまかいとこが
(顔がきつかったりとか面長だったりとか)
にもかかわらず、きっちりベリたんなんですね。どんな描き方されてても。
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B【ザ○○クやそれ】
霊王宮に降り立った一行。
蹂躙されつくしたあとの不気味な静けさに満ちているなかに
ばらばらの和尚を見つけます。
まさにこれ、一足遅かったってズですよ。そう、遅い。
織姫ちゃんは最初息を呑みつつも
(ここの立ち位置気になる。チャドくんと逆なのでは?)、
「あたし治してみる!」
おっしゃ。気丈な娘さんや!
岩鷲くんのほうが腰がひけてないか。
そのとき、ベリたんの脳内に直接呼びかける声が!
ベリたんだけのようです。チャドくんには聞こえてない模様。
和尚の声のよう。
その声が「わしの名を呼んでくれ」といいます。
そこで「ハゲのおっさん」とか「ヒゲのおっさん」とか言わないあたりベリたんマジメです。
「兵主部一兵衛」
するとどうでしょう。首だけになった和尚の目がひらき、
織姫ちゃんもひくようなグロさ?(影だけでこまかい描写なし)で
いきなりバラバラの和尚の身体が元に戻ります。
「「ふうっ」とか言って起き上がってますけど、
ベリたんも岩鷲くんもあんぐり。
「どうなってんだ?死んでたんじゃなかったのかよ!?」
「ん?死んどったぞ」
死んでるのか生きてるのかが問題になるとはシュレディンガーの猫か(違)。
「名には全ての力がこもっとる おんしに名を呼んでもらうことで
おんしの力をちいっとばかし貰い受けて体を直したんじゃ」
治すじゃなくて直したのね。応急処置みたいな感じ。
しかし、名に力があるとは真名呼和尚らしいですね。
ムチャクチャだと言ってるベリたんですが、
「わしとおんしの力をもってすれば当然じゃ」
なんだそうです。ベリたんの力はすごいとこまで来てるんですね。
とはいえ、今から決戦に向かうベリたんの力をちょろまかすとかイケマセンね。
しかし、和尚、体は取り戻したが力は戻ってないよう。
ザオリク(ドラクエ)だったら全回復だったのに!
とはいえザオリクだったらベリたんも消耗するからなぁ。
そして和尚いきなりイイ顔になります。
「一護 ユーハバッハを止めてくれ」
「零番隊は奴等に敗れた」
「わしも体は取り戻したが 力の回復を待っておっては間にあわん」
「奴を止められる者は もう他におらん」
「殺せとはいわん ただ 止めてくれ」
「霊王は 世界の『楔』じゃ」
「霊王は死ねば 瀞霊廷も現世も虚圏も 何もかもが崩れて消える」
和尚にとってはこの世界は尸魂界じゃなくて瀞霊廷なんだな・・。
「こんな使命を おんしに任せてすまん」
そういう和尚の後姿がなんか淋しげではあります。
ベリたんたち一行は霊王のおわすところに向かいます。
その後姿に、その背中に和尚は願います。 「霊王を護ってくれ 一護―」
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