■あとがき

こんにちは。名乗らずとも海軍です。
ようやく「三角の月」最終話をアップすることができました。
1話のアップから半年以上たってしまってこの遅さときたら亀どころの話じゃないです(汗)
申し訳ないです。
それでも各話をアップするごとに温かいコメントを下さり 
次回のアップがいつになるか分からないというのにいつでも良いから待ってますと 
気の毒なくらいに気長にお待ち下さってた方々に心から厚く御礼申しあげます。
皆様の御温情がなければ今更おめおめとアップもできなかったと思います。
本当にありがとうございました。

私はミステリー小説が好きで今はあまりじっくり読めないので今の新作などはほんとよく知らないのですが 
読んでいってるうちに感じる違和感が読み進むとその違和感がすっきり解ける―という爽快さが好きです。
またここのところある程度の別件知識がないと解決しない謎解きというのが人気があるようです。
そしてかなりわかりやすく事件解決とは別にその別件知識も教えてくれます。
私もそういう作品を手にして読みますと読む前よりもちっとは自分の知識が増えているような快感を覚えます。

そういうのが書けないかな?と自分の力量はさておきあまり深く考えずに書きはじめました。
せめてタイトルの「三角の月」。変なタイトルですねぇ。
この意味の説明くらいはしようかなというくらいの軽い気持ちで。
しかしグリ先生。
ひとつ語らせると猛烈に別件の「記憶」「雑学」が引っ張り出されてきます。
これがグリ先生を肉付けしてる要素かもしれません。
だから話が長くなってる部分はあるかと思いますが多分頭がいい。
しかし書いてる私があまり…なものだからこまりものです。
自分のキャパシティ以上のキャラを語らせ動かさなくてはいけないというのは 
文章をかきなれていない私には車の運転以上の困難さ。
いちいち「雑学の本」とかいろんな説明書を見ながらグリ先生を操縦してセリフを考えました。
あと「謎解き」の部分もなにも考えずに書いてるうちにあとで種明かししなきゃならない言動ばかり。
黒崎くんがなんでクラス分けで先生と離れて嬉しそうにしたのかとか 
なんでいきなりロイ?とか。
ロイくんの扱いは少し後悔が残ってしまいました。
なんで先生のなかでロイくんの記憶が曖昧なのかという説明がここでは語りつくせずに「今は解決待ち」の保留に。
一応答えみたいなんは考えていたのですが本筋とかなりずれてしまうので今回割愛しました。
しかし無意味にロイくんを出して解決待ち…というのも読んでるかたからしたら納得いかないはずなので 
ロイくん(実はロイくんの話は筋肉少女帯のCDの中の遠足に行って迷子になった7人の子どもの歌から) 
の肩越しの桜と黒崎くんの肩越しの桜をリンクさせてとりあえずこれはこれで納得いただこうかと。

本当いきあたりばったりで書いてて途中これ本当に終われるの?と。
とりあえずの最終話にこぎつけて一番喜んでいるのは―私だったり?

そんな無計画にお付きあい下さり本当にありがとうございます。
しかもこんなところまで読んで下さってる(感涙)。

もう文章はこりごりだと今は思ってますがまた何かやらかすかもしれません。
そしてまた行き当たりばったりをやらかすはずでしょう。
次はもうないと思ってます。
「次」というのはこんなだらけたアップの仕方に皆様のお許しがあるか否かの「次」です。
「次」はもうない―
と念じてもし機会があるなら「次」に挑戦させていただきたいと思います。


ありがとうございました。


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グリムジョーさん