鰤649話からのらくがき。
花天狂骨「お花」さんは
アニオリからの逆輸入?
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絵はあいてるとこに好きなもの描いてった感じなのでストーリー順ではありません。
文章内のセリフ抜粋の際にはキャラの敬称は略させてもらう場合があります。
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最初にちょっとここで
京楽さんの斬魄刀「花天狂骨」の卍解「枯松心中」のおさらいをしておきます。
先週一気に一段目から三段目まで披露してくれたので、見ればわかるんですけど表にしてみたがり。
花天狂骨 枯松心中 |
一段目 |
"躊躇疵分合
(ためらいきずのわかちあい)”
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相手の体についた疵は
分け合う様に自分の体にも浮かび上がる
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二段目 |
"慚愧(ざんき)の褥(しとね)”
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相手に疵を負わせた事を悔いた男は
慚愧の念から床に伏し 癒えぬ病に罹ってしまう
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三段目 |
"断魚淵(だんぎょのふち)” |
覚悟を決めたものたちは
互いの霊圧の尽きるまで
湧き出る水に身を投げる
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先週はこの三段目の"断魚淵(だんぎょのふち)”までいって、
一段目二段目で相当フルボッコされたリジェさんに引導を渡さんと入水心中においこみます。
しかし心中。京楽さん(♂)とリジェさん(♂)で心中か。
そりゃみなさんにお見せしにくい卍解ではありますな。
いちおう段目に分かれてて舞台形式ではありますが。
水の中で足掻くリジェさん。いや、羽摶いてるのか。羽根が束なってついでに羽根に空いてる穴が吸盤にみえてまるでタコ。
息が出来ないのか水面に向かうも
リジェ(・・・そんな・・・馬鹿なッ・・・ いくら羽摶いても・・・水面が遠退いていく・・・)
つまり、バタバタすればするほど、沈んで行ってると。
京「当たり前じゃないの」
京「僕ら身投げしたんだよ」「いくら羽摶いたって後の祭りさ」
同意じゃないですけどね。この身投げ(心中)。
しかし、リジェさん、体中に101匹わんちゃんみたいな斑ブチができて、わんちゃんならかわいいですけど
きっしょいのこの上ないです。
この斑ブチは、枯松心中二段目"慚愧(ざんき)の褥(しとね)”の作用で、
慚愧の念から床に伏し癒えぬ病を得ることからのようでありますが、下世話目線でみたらこれ性病?かと思いますわ。ぞなもし。
京「だけどまあ 気持ちは解らんでもないよ」
京「冷えた水面に身を投げりゃ 覚悟の凍てつく事もある」
いやいや勝つ気まんまんだったリジェさんにそんな覚悟もつもりも、最初っからないですからね。いわばこれ無理心中ですから。
さて、ここからちょいといい台詞回しなのですが、
ハテサテ、これを言ってるのは京楽さん?
違う気がする。台詞の途中から細い手が見えるのです。きっとその手の人が喋ってるんだと思います。
?「だけどそいつはあんたの我儘」
?「浅ましいにも程がある」
?「誓った男の浅ましさ」
?「捨てて逝かぬは女の情け」
?「そうじゃないかえ」
華奢な手が京楽さん(羽織っている着物でわかる)にまきつきます。
いよいよお出ましあそばされました。
花天狂骨「総蔵佐(さくらのすけ)」
総蔵佐・・・これは京楽さんのミドルネームですね。正しくは「京楽 次郎 総蔵佐 春水」。
日本人の名前の概要(家系 氏 幼名 忌み名)は詳しくは知りませんが、次郎が幼名っぽいな。総蔵佐はイミナかな?
なんにしろ、ほかの人がなかなか呼ばない名前でサラっと京楽さんを呼んじゃうあたりとか、また後ろから抱き付いてるあたりとか
京楽さんと花天狂骨さんがだだならぬ仲なのは一目瞭然。
しかも、なんと美しい女性の姿ですこと。
この姿って、アニメのオリジナルシリーズの斬魄刀異聞録で出てた花天狂骨さんのデザインのままですね。
逆輸入?それともアニメでも久保先生のデザインだったのかしら。
ちょっとネットをうろついて画像をパクってきました。公式じゃなくてネットの海のどっかで。とはいえ公式画像にはかわりないのだけど。
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なんか大人の女性になったリルカちゃんという感じに見えなくもないかな?
そしてお花さんに絡みつかれたまま、仁王立ちの京楽さん。なんかもうすごい圧倒されますな。
存在感も色気も強さも狂気もないまぜの空気感。
ふわりたなびく花天狂骨さんの着物と京楽さんの羽織でそこにある"空気”が伝わってきます。
京「・・・久しぶりだね」「お花」
花「"お花”だって? 馴々しいね」
花「偶(たま)にしか遊んじゃくれない主が どの面下げてそう呼ぶのやら」
京「まァそう言わずに ご免よお花」
花「よく見りゃ着物が裂けてるじゃないか」
花「いつまでも他所の女の着物なんか羽織ってるからそうなるのさ 様ァ無いね」 他所の女性の着物だったのか。でもってお花ちゃんはそれが面白くないと。
京「意地悪だね 相変わらず」
花「意地悪だろうが主の刀」
花「好きも嫌いも呑み込んで 共に散ろうと誓った仲だろ」
ほんと、このお花さん・・いえ花天狂骨さんが京楽さんの斬魄刀でよかったですわ。
これが仮にベリたんの斬魄刀だったら、具現化とか屈服の修行が桃色地獄になるところでした。それはそれで見たいですけど。
そういったやりとりも、リジェさんからしたら見えてないようで
リジェ「― 誰と話している」
自分が居るのにカヤの外・・・なんてか、七緒ちゃんのとき(645話)もリジェさんをほったらかしで喋ってて、リジェさんに「茶番」といわれてましたね。
そういうとこもプライドの高そうなリジェさんのことですから、気に喰わないのかもしれません(憶測)。
リジェ「勝負はついたとでも思っているのかい」
リジェ「僕を 殺せると?」
逆に訊きたい。その顔で助かるとでも?
いやもういろいろ末期ですやん。病としてもキャラとしてもその風体は。
リジェさん好きだったのに、ここにきてなんかもういろいろマイナスポイント稼いできてるのは何なの?
そんな私の気持ちを代弁してくれるかのような哀れみを籠めたかのような京楽さんの眼差し。
それがまた癇に障るんでしょうね。
リジェ「死神の卍解如きで この僕を殺せると思っているなァ!!」
無駄無駄無駄無駄無駄ァは違う漫画でした。
まあ、殺せるとは思ってないでしょうね。今の時点では。
ですので、京楽さん、引導を渡さんと刀を持ち直し・・・てないや。
なんと鞘に仕舞ってしまいました。二本とも。そして刀を鞘に戻す指先に光るものが。なんでしょうか。
京「女の情けは如何にも無残」
京「あたける(騒いで当り散らす/暴れる)男に貸す耳も無し」 リジェさんあたけて京楽さんにむかってきております。呼吸はどうなってるんでしょうか。
京「いとし喉元光るのは」
京「未練に濡れる糸白し」
京「せめてこの手で斬って捨てよう」 さきほど光っていた京楽さんの指先に糸?解りやすくいうと出来かけの綿菓子のような糸が見えます。
京「無様に絡む 未練の糸を」 その糸が向かってくるリジェさんの姿にかかっているかに見えます。この糸はリジェさんには見えていないのかも。
てか、心中じゃないのか。男だけ殺すというわけすかね。
京「此にて大詰」「〆の段」
京「"糸切挟血染喉”」
これは、鬼道に近い?糸を絡めてそれで切った感じです。もちろん喉を。
しかし名前が糸切鋏とはこわいこわい。
うちの母が縫製の職人をしていますが、裁ち鋏よりも糸切鋏のほうをより大事にしています。
しかもその切味ときたら贔屓の研師の技になるもので、とくに切っ先の切味にはすごく拘ります。
当てるだけで切れそうな鋭さで、これで使い方を誤ると人くらい殺せるんじゃないでしょうか。
裁ち鋏より小回り利きますし、弱い力でも深い疵ができましょう。
まさに女性が使いそうな殺し道具です。
リジェさんの喉元がぱっくり切れて、そこからチュロッとなんか出てきて(カエルが喉膨らますアレに似てる。喉だし)
そしてパンと弾けました。
残ったリジェさんの体の部分は建物の谷間へ沈んでいきます。そう、水の中でしたね。
勝った・・・んですよね。
しかし京楽さんのほうも無傷というわけではなく、口から血を漂わせて後ろ向きに倒れます。
この吐血がリジェさんとの戦いによる疵のせいなのか、
それともこの卍解を使うにあたっての標準仕様なのかはわかりません。
しかし倒れこむ京楽さんをふんわり膝枕で受け止めるお花さん。
京「おっ」「お花の膝枕にあずかれるとは 偶の卍解も悪くないね」
いい気な顔してます。
そんなお調子者はこうだといわんばかりに、お花さんの目つぶし攻撃。
あやうく躱します。
京「カンベンしてよォ もうコッチしか眼ェないんだから」
花「わっちと揃いになるとはの」「刀と死神とは異なものよ」
お花さん良い女やな。
「共に散ろうと誓った仲だろ」と言ってたのにね。つまり刀と死神は一心同体という意味でしょう。
京楽さんの士気を削がないようにするためかしら。
それなのに戦いが終わると「異なものよ」。ツンデレもいいとこじゃ。
かといえば
花「何にしろ 勝って何より」
でででででれれやないですか。男女の駆け引きはこうあるべきなのでしょう。
京「おっ どうしたの 今日はえらく素直じゃない」
花「半死人は黙りなんし」
いいねぇ!久保先生でこういう大人のラブコメみたいわぁ。
別にパンツ描かなくていいから!
いい感じの雰囲気だわ。
京「・・・お花」「ボクね・・・」
ボクね・・・続きはなんだったんだ!
気になる!
気になるけど、それを訊く前に京楽さんの体が撃ち抜かれました。
驚くお花さん。ちょっと自分になにが起こったかわかってなくて驚いた風の京楽さん。
誰が京楽さんを撃ったかって?ってヤツですよ。
死に損ないの万物貫通。
まだ死んでなかったんだ。
沈んで堕ちたと思ったのに、もう上にいます。
上から撃ってきました。
そして糸切鋏で斬られて失った喉から上は霊圧が噴出して顔を形作っています。
リジェ「・・・言った筈だ・・・」
リジェ「言った筈だァ・・・ッ」
リジェ「高が死神の卍解如きで!!」「神の使いが殺せると思うなァァァァ!!!」
憤怒の表情(の霊圧)。さっきの斑ブチだらけの顔よりかは幾分かマシですけど・・・
てか霊圧で顔の造作自由自在なら、いっそここで見目麗しい顔を作ってはどうか。
だとしたらこの先生きのこれるかもしれない。
しかし、首があったときもですが、どこから発声しているのか。
でもって、僅かに残ってたリジェさんへの好感度が完全にマイナスに。
敵キャラがしぶといことにはあまり不満はないのですけど、綺麗に散れたキャラが生き汚くなってしまうのは悲しいかもしれません。
もちろん好きなキャラが死んでしまうのは辛いです。でもそれよりも浅ましく描かれるほうが悲しいときもあります。
それにしても京楽さん、死んでしまうんでしょうか?
京楽さんといえば胸に藍染さまの封印の鍵を埋め込んでますよね。
京楽さんが死んでしまって(卍解もお披露目できたことだし)、かわって鍵を手にいれて藍染さまが・・という展開もあるかもしれません。
でも、欲をいうと京楽さんと藍染さまは共闘してほしいかな・・・。
次号待ちます。
リジェさんはさっさと退場するべき。悪いけど。
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