鰤643話からのらくがき。今週は土曜発売でした。
ネムちゃん(´;ω;`)ブワッ

@
A
B

絵はあいてるとこに好きなもの描いてった感じなのでストーリー順ではありません。
文章内のセリフ抜粋の際にはキャラの敬称は略させてもらう場合があります。


@【マユリ様のネムちゃん】
先週のラスト、見開きでネムちゃんがペルニダちゃんに放った『義魂重輪銃(ぎこんじゅうりんじゅう)』、
見事ペルニダちゃんの掌(やや手首寄り)を打ち抜き、バラバラにします。
その反動と攻撃のために魂魄を削り取ったことのダメージか、そのまま力尽きて逆さに落ちて行くネムちゃん。
そしてその様子をマユリ様は立ち尽くしじっと見つめています。
この間に擬音が一切ないんですね。
これだけですごくスローモーションに感じます。すごいなぁと思います。
ばらけて落ちるペルニダちゃんの破片と一緒に落ちて行くネムちゃん。
しかし、次の瞬間、ペルニダちゃんの破片すべてに目が開いてしまいます。
そうだった。ばらけたぶんだけ増えるんでしたね・・。
ネムちゃんの強さに驚いてすっかり忘れておりました。
というか、ネムちゃんもマユリ様を護らねばという思いで急いていて、この点を失念していたかもしれませんね。
逆さに落ちて行くネムちゃんの体は、地面に叩きつけられる前に無数のペルニダちゃんの無数の神経に刺し貫かれてしまいました。
それは多分あっという間のこと。
擬音がなかったスローモーションの世界から、「ド」という音で一気に現実に引き戻されたような感覚。
見開いたマユリ様の目と、同じく見開かれたネムちゃんの目、視線すら交わせない一瞬。
あっという間だったのでネムちゃん、驚いたような顔はしたけど、苦しまずに逝けたのでしょうか。
バチンという音がして、
マユリ様の周りにネムちゃんの血(と肉片)の弾幕が降り注いで、ナニモカモオワリ。
また時間の流れ方が変わっていってるように感じます。
目の開いたペルニダちゃんの破片は、今度は各々成長せずに
ひとつに収束しています。
ゆっくりというか、時間が巻き戻されていくように。
そのなかで巻き戻らないのはネムちゃんの体のみ。戻らないマユリ様のネムちゃん。
マユリ様は今、戻ってこないネムちゃんのことでいっぱいです。
今迄が夢だったのか、これが夢なのか。

A【夢の終わりに】
うなだれるマユリ様。そこにいきなり声をかける者が・・。
知ってるぞこの人!マユリ様にまけちゃった人だわ。
ザエルアポロ・グランツさんですね。
死んだ人が出てくるということは、精神世界かなにかでしょうか?
マユリ様に超人薬を投与されて、
時間を気の遠くなるほどすごくゆっくりしか進ませられない人が出てくるという時点で、
さきほどの変な時間の流れがついに完全停止に近い状態にまでなった感覚です。
このあと4ページにわたってザエルアポロさんのご高説を賜れますが、その間はおそらく時間はほぼ完全に止まっているといっていいかもしれません。
ザエ「今 "絶望”したか?」
ザエ「まさか」「"絶望”したのか?」←しょっぱなからしつこいわ。
ザエ「エ?」
ザエ「何だって?僕の聞き間違いかな」←なんも言っとらんわ。
ザエ「良く聞こえないぞ もっと良く顔を見せてくれ」←何言ってんの?きもいよ?
ザエ「そんな訳は無いよなあ?」←だから何も言っとらんて。
ザエ「僕に"科学者”としての講釈を垂れたあの君がだ」「まさかそんな訳は無い」←『まさか』をつけて反復するの好きなのねきっと。
ザエ「改造生命体が死んだ?」
ザエ「それが何の絶望だ?」
ザエ「君は僕に言ったな?」
ザエ「科学者にとって"完璧”は"無意味”」
ザエ「"完璧”とは"絶望”」
ザエ「"私は”完璧を嫌悪する」「と」
ここからひとりでテンアゲしてますザエルアポロさん。
ザエ「死んだならば何より!」
ザエ「完璧でないから死んだのだ!!」
ザエ「それは」「更に良いものを作る余地があるということ!!!」
末尾の「!」が増えてってるあたりがもうね。目がいっちゃってるよ。
ザエ「君なら」「こう言うと思っていたが―?」
ザエ「―あァ」「成程」さらに目がやばいカンジに。
ザエ「君は彼(か)の出来損ないの肉人形を」
ザエ「"完璧”だと思い始めていた訳だ」
こわいよザエルさん。獲って喰われそうだよ。
反対にマユリ様は静かです。ずっとうなだれたまま。
ザエ「堕ちたな」「涅マユリ」
たのしそうなザエルさん。
ザエ「君は」「あの左腕のばけものに感謝をせねばなるまい」
ザエ「あの肉人形を殺す事で」「君のその自惚れと怠慢を叩き潰してくれたのだ」
ここで伸ばしてた長い指をコキンと曲げるこの仕草。ザエルさんらしくてなぜかここで好感度大。
それにしても左腕のばけもの・・・ペルニダちゃん(左腕)はほんといろいろやってくれたもんね。たしかに感謝状もの。
それに比べて右腕はなにをやっとるかですな。浮竹さんを弱らせた上に陛下の力になっちゃいましたわ。
ザエ「万策尽きて孤立無援」「自分が完璧だと思い込んでいたものも破壊された」
ザエ「僕ならこの状況」「全く笑いが止まらないがなあ!!」
ここ、なんか言い方微妙で面白いですよね。
笑いが止まらないっていう状態、心が折れてしまって諦めたときにもヘラヘラ笑うときありますよね。
もちろん、背水の陣でなお自信のある高笑いもありましょうが、ザエルさんはどっちもありそうで。
そんなザエルさんですが、マユリ様の掌底打ちからの一掴みに顔面を捉えられ霧散します。
マ「―全く以て」「その通り」
マ「科学者擬き(もどき)の君などに」「私の怠慢に気付かされるとは」
絶望でも自惚れでもなく"怠慢”なんですね。というか、口が裂けても"ネムを失って絶望している”なんて言わないんだろうな。
マ「滑稽 極まる」
その顔には不敵な笑みが。その額にほつれた前髪がかかります。
ほんと前髪パワーってすごいよね。このひと房でかっこよさってブーストかかりますもんね。
夢から醒めたようなマユリ様の表情。
見ていたのは 科学者モドキに高飛車にモノ言われる幻夢だったのか、
めでていたモノが一瞬にして砕けた悪夢だったのか、
七號と記号で呼んでいた実験体をネムなんて娘みたいな名前で呼んでしまっちゃうような酔夢だったのかはわかりません。


B【がっかりだよペルニダちゃん】

そこにペルニダちゃん(もうこれコピーだかオリジンだかわかんねえな)が襲い掛かります。
目的はマユリ様ではない模様。
マ「―成程 肉片になったネムを喰らいに来たと言う訳かネ」
さきほど弾けて散らばったネムちゃんの肉片。
食べて取り込んでネムちゃんの情報をも我が物にしようとてか、単におなかがすいているのか。
おそらく前者だとは思うのですが、もはや異形化が進んで知性があってもその片鱗すら計れない姿と振る舞いに、後者かもしれないなと。
最初のペルニダちゃんかわいかったのになぁ。アッ 目ニ血ガ イタイ イタタタ とか言ってた(639話)の可愛かったのになんですか今。
目玉だらけだし、掌のメイン目の玉のとこから舌でてきた。もれなく目玉つき。
がっかりだよペルニダちゃん。
マ「良いだろう」「皮膚の一片迄喰い尽くし給え」夢の残滓すべて。
ペルニダちゃんフードファイターばりに食べてます。もう行儀わるいな。ええと、舌のあるやつがペルニダちゃんオリジンですな。
瞳が二つありますけど、もうなんかおっぱいみたいになってますやん。やっぱおっぱい娘食べてるからなのか。そうなのか。
あとの舌のないやつ(ペルニダちゃんコピー)は神経を伸ばして情報を貰おう喰おうということでしょうかの。
マ「だが」「大脳だけは返して貰うヨ」
言うや否や脳状の器官を庇いこむように奪うマユリ様。
最初このシーンで、「あっマユリ様、脳(記憶)をもとにネムちゃんを蘇らせるのね」と嬉しく思いましたが
どうもそれだけじゃないようで。というか、ネムちゃんを蘇らせるのは今のとこ明言なし。ゆえに脳を奪い返したのは今のところ別の理由。
脳みそ食べたかったのに取り上げられておこのペルニダちゃん(コピー)。マユリ様に攻撃をかけますがはじかれます。
マ「私に触ると痺れるだろう?」麻痺薬かな?
マ「私に構わずさっさとネムを食べ給え」
マ「早くしないと―」
マ「食べ切る前に死んでしまうヨ」
死んでしまう?誰が?ネムちゃんは死んでいるし、マユリ様じゃないよね。
マユリ様の言葉が終わらないうちに(多分)、ペルニダちゃんの体・・というか左腕なんですけどまぁ体ね。体に異変が。
なんか、フシブシがごつくなったとか、指太くなった?とかいうレベルじゃないくらいにボコボコと手指の各所が膨らんでいっています。ボコボコと。
ペ「ナン・・・」「何だコレハ・・・!?」あまりの驚きにカタカナと平仮名がまじっちゃったぜ。喋り方が統一しないかんじ。
マユリ様ドヤ顔タイムですよっ!
マ「ネムの脳下垂体には 被造魂魄細胞の分裂限界を突破する為の "強制細胞分裂加速器官”が埋め込まれている」
ネムちゃんの前の六號はそれが突破できなくて死んでしまったんでしたよね。
ネムちゃんの体にはその失敗をもとにそういう仕掛けが施されていたわけなのね。
マ「理論の限界を突破して成 長 さ せ 続 け る為に常時機能を暴走させている特殊な器官で」 ん?強制ガン化みたいな?←もはや倫理の限界突破やがな
マ「大脳基底核を通じ盗聴用頭頂葉と直結させることで制御している」
ふふふっおっしゃってることがもうわかりません(主に私に理解力が原因)♪
マ「馬鹿の君にも解る様簡潔に言おう」
ありがとうございます(P曲`q)
マ「大脳抜きでその器官だけ取り込めば」
マ「過 剰 成 長 で自滅する」
なるほど!馬鹿にもよぉくわかりましたぞ!
かっこいいマユリ様のバックで 過剰成長を図で示したのがこれでぇぇぇぇす!と言わんばかりにブクブクに膨れた(成長した)ペルニダちゃんが破裂しております。
そこで次週なんですけど、
もうペルニダちゃん復活ないよね。
可愛かったペルニダちゃんでしたけど、最後もうグロくてさ。
そしてネムちゃんが・・工エエェェ(´д`)ェェエエ工ッ
大脳あるし、復活させてくれる・・よね?
という淡い期待で待ちますよ。
今号が土曜発売だったので、次号までちょい長いですけど。










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