@【恨めし気な顔をしないでくれ給えヨ】
先週、剣八さんの鳩尾、つまりどストライクな場所に
背中から、深深と、疋殺地蔵をぶっさして、「恐度四」とかやらかしてマヒさせておいて
このセリフですわ。
そりゃね。マヒさせなきゃ今頃剣八さんは味も素気もない筋ばった肉団子になってるわけで
そこはマユリ様のおかげではあるんですけど、
よりによってマユリ様だもんだからね。
ほかにやり方があったとしても「わざわざ」やりそうな気がする。
自分のやりたいようなやりかたを。
それにしても全身マヒってても表情って出るのか?
この状態に及んで目玉動かせちゃった剣八さんだからなのか
それとも、さすがのマユリ様なので
マヒして眉一つ動かせない相手からでも表情を読み取れるのか。
剣八さんの眼球動かしを見てもなんか嬉しそう。
マ「次に君を刺すときまでには疋殺地蔵の麻痺性能を更に改良しておくとしよう」
次も刺すのか。
そして剣八さんが麻痺して動けない=喋れないのをいいことに
敵の能力のみならず疋殺地蔵の改良点まで身を以て気付かせてくれて
君への感情は感謝の二文字しかないとかぺらぺらと。
この動向を見ていた一角さん弓親さんからしたら「ほざきやがれ」。
しかし、この2人もなんか必要以上にマユリ様を悪く言ってね?
一角「わざと隊長を敵に突っ込ませやがったな」
←いや、止めてます。先走ったのは剣八さんです。
弓「敵の能力が面白そうだから一人で戦いたくて その為には隊長が邪魔だったって訳か」
←少なくとも最初はそうじゃなかったですよ。
途中で面白さに気づいたのは否めないかもしれませんが。
侮蔑たっぷりの視線をネムちゃんによこして「相変わらずだね そっちの隊長は」
そういう更木隊長もたいがい相変わらずだと思うのねん。
でもって
ネ「はい そう願います」
というセリフにもいちいちつっかかるなよ。
弓「どういう意味だい?」
ネ「いえ 言葉通りの意味です」
てかさー。この2人、絶対マユリ様とネムちゃんをうさんくさいやつにしたいみたいよね。
かならず裏があると思ってるフシが。
しかし、十一番隊の2人がそう思うのも無理はない部分も。
なんかしらじらしい言葉まわしをするんですよねマユリ様は。
「我が愛する」とか
「尊い」とか「感動的な」とか。「犠牲」とか。「敬意」なんかもね。
変な独裁者が使いそうな言葉。
その尊い犠牲(剣八さんが身を挺したお陰でペルニダさんの能力が割れた)
に敬意を払ってその身を(実験体として)我に捧げよということを
ペルニダさんに言ってるわけです。
たしかに言うてることは頭おかしい。
しかし、マユリ様だからね。
この"マユリ様だから”というある種の一本筋。
初登場からまったくブレてないです。
その当初からブレない変人っぷりでペルニダさんに相対するわけですが
当然通じ合えません。
というか、ペラペラしゃべってるマユリ様の言葉を完全に聞いてないですね。
ずっと「フーッ」「ブフーッ」とかいって怒っています。
酸かけられてたからね。
そして怒りばくはつは目に見える物理で。
被っていたフード部分を引き裂き、そこに表れたのは・・・。
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A【ペルニダさんの正体】
手です。
東西南北どっから見ても手です。
手の平の真ん中に目があって、ちょうど顔みたいです。
フードを被ってポンデリングみたいだったでこぼこのとこは
この指だったんですな。
気になるのが指先同士が鎖で繋がってるということですが
気にしたら敗けだぜと言わんばかりにさっさと引きちぎられてしまいました。
じゃ、ま、なかったことにしよう。出オチのインパクトくらいに考えておきます。
でもって、この手状態の正体を見てまったく驚くふうでもなく
マ「これは予想外」←だったらもっと驚こうよ。
マ「霊王の左腕 という訳かネ」
これには一角さんもちゃんと驚いています。
そんな驚きをよそに、正体を現したペルニダさんはさらに
『モ゛ゴォ』『びたん』と面白い擬音の中で左腕度をあげていきます。
ついでにでかくなってます。
しかしかわいいな。
なんだこのかわいいんは。メジェドさまに通じるわこのかわいさ。
左腕度をあげてなおかつこのかわいさ。
目がなー。かわいいのよな。
しかし一角さんにはバケモノにしか見えないみたいよ。まぁバケモノですけど。
一角「このバケモンが霊王の左腕・・・!? 霊王てのはこんなデケェのかよ・・・!?」
見た感じ10メートルくらいになってますペルニダさん。
いい感じに細マッチョの左腕なのなー。これ枕にしたらいい腕枕よ。
マ「(霊王に)会った事が無いからそれは判らんが」
会ったら会ったで研究しそうだよな・・霊王のこと・・。
マ「霊圧はたしかに倒れた浮竹から採取したものとほぼ同じだヨ」
てか、浮竹さん倒れただけなのね!大丈夫なのね!
そういえばファンブック描きおろし漫画にも
イヅルさん死に掛けつつ治療中の描写ありましたね【朗報】。
マ「浮竹が契約を交わしていたのが霊王の右腕だというのならば」
マ「左腕も霊王から離れて動いていたとしてもそこに何等の疑問も無い」
ここでぼーっと そうか? あるよねギモン とか思ってる一角さん弓親さんカワエエ。
というかここでなぜこんな緩いコマ挟んだ?珍しいかも。
マ「腕に単眼のついた異形の姿というのも 浦原喜助の話通りだ」
マ「マア あれを単眼と呼ぶべきかどうかは 意見の分かれる所だがネ」
ペルニダさんの目、眼球ひとつに瞳孔二つという、
ちょっと陛下の『未来を視通す眼』に似ています(瞳孔の数は違うけど)。
怒り最高潮っぽいペルニダさん、爪の間から神経?を繰り出します。
しかし、大きくなったところで先の攻撃となんら代わり映えしない。
避ければいいだけの話なので、一角さん弓親さんはその場を離れます。
しかしマユリ様は一歩も退くことなく、疋殺地蔵を今度は傘のようにして凌ぎますが
この傘みたいになった疋殺地蔵の顔がどっかで見たころあるようなないような。
その顔にペルニダさんの神経がぶっささり、どうも折りたたまれたようで
疋殺地蔵はえらい苦悶の声をあげております。
マ「唯一の疑問が 何故 霊王の左腕が ユーハバッハの下に居るのか だが」
気になりますね。でもミミハギさまを吸収した陛下ですんでね。
マ「マア そんな疑問などこの喜びに比べれば 些細な事だヨ」
いやもっと気にしようよ!ぜんぜん些細なことじゃないやん。
でも、正直考えるのもメンドクサイことだしね。つか考えてもしょうがないこと。
ペ「・・・ヨロコ ・・・ビ?」
ペルニダさんしゃべった!
マ「言葉が通じるのかネ これも予想外」
マ「一体どの器官を使って声を発しているのかネ」「興味は尽きないヨ」
そんなんしてる間にもペルニダさんの神経は雨のように降り注いできます。
たのみの疋殺地蔵も今は畳まれてありません。
一角「涅隊長!ニヤニヤしてねえで逃げろ!この状況で・・・何がそんなに嬉しいんだよ!!」
ああ、一角さん、やっぱり研究者の好奇心を解ってないわー。
マ「何がそんなに嬉しいのか だって?」
マ「見た事もない観察対象を見つけ!」「それがこちらの予想を次々と越えてくる!」
マ「これが喜びでないなら 一体何だ!」
えええと、メンドクサイこと・・とか厄介なこと・・じゃないですかね。普通は。
でも、研究者、好奇心のカタマリの方々には
これはもうヨロコビ以外のなにものでもないですわ。
その狂喜にあてられたか、ペルニダさんもさらにビキビキしてます。
全然作風違うですけど、このビキビキのシーンにキース・ヘリング氏を思い出してもた。
あと岡本太郎氏。
まあマユリ様も太陽の塔っぽいし。
太陽の塔「もっとだヨ・・・もっと見せてくれ霊王の左腕・・・!」
もうマユリ様のてんしょんあげぽよ。しかしそこに水を差すようなペルニダさんのツッコミ。
ペ「ヒダリ・・・ウデ・・・ナマエ・・・チガウ・・・」
ペ「ペル・・・ニダ・・・ ペルニダ・・・」
ペルニダであることに拘ってるんやね!
というか、左腕という呼び名が単にいやなんかもしれない。
ハゲの人にハゲといったら失礼じゃないですか。
左腕の人に左腕って、いうべきじゃないのかもしれな・・?まて次週。
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