@【バザード・ブラック?】
前回のラストでハッシュさんの一閃をくらったバズ兄。
そのまま後ろふっとばされて転がりますが、尚も立ち上がろうとします。
しかしさきほどの一閃はほぼ致命傷だったようで、すぐには立ち上がれない様子。
そんなバズ兄にハッシュさんは、
我々が戦っても陛下のためになることはないのでやめるよう言いますが
もちろん、そんなことはバズ兄も周知のはずというか、知っているからこそ止めるわけがない。
バズ兄の星十字騎士団入団の目的は陛下の御為に命を捧げることではなく、
ユーハバッハの命を首をとるためですから。
それなのに、志は同じはずのハッシュさんがいまやすっかりユーハバッハの腰巾着のていたらく。
それじゃあ、そんなハッシュさんもやっちまえというのがバズ兄。わかりやすい人です。
そして今交戦中で、しかも押され気味
(てかお話にならないほどの実力差が伺えるのですが)
口から血を吐きながらも立ち上がろうとします。
一瞬視線が相対しますが、心を通わすのはきっと無理。
バズ兄はバーナーフィンガー4を構えます。
もうバーナーフィンガーも4ともなると相当の火力のようです。
しかしそれを前にしても退かないハッシュさん・・なのですが、そのまま向かってくるバズ兄には
声を荒げずにはいられなかったのか
ここにきて初めてハッシュさんのセリフの噴出しの形が
丸いものではなくトゲトゲの叫んでる風になりました。
「バザード・ブラック!!」って、これバズ兄の本名なんでしょうか?
しかし荒げたのは声だけで、先ほどの一閃以降、また躱してばかりのハッシュさん。
それを腰がひけてると思ってるのかバズ兄。オラオラで攻め立てます。
先ほどの一閃くらったダメージはどこへやら。タフい人だな。
バ「また勝負を逃げんのかよ そんなに俺に敗けるのが恐えェかよ!?」
そんな煽り言葉とともにまた回想になります。
ハッシュさんがユーハバッハの下についてから何年かたった頃でしょうか。
オドオドしてたハッシュさんも背と髪が伸び、
堂々と帽子をかぶって騎士団の衣装がさまになっております。
あいかわらずマツゲはばっさばさです。
そしてそんなマツゲに縁取られた目に侮蔑?をあらわにして「いい加減にしろ」。
その言葉の先に、これまた背ののびたバズ兄。まだモヒカンではありません。
ハ「星十字騎士団内での私闘は禁じられている 破れば死罪だ」 言葉遣いまでかわってしまっております。
ハ「いくらけしかけてこようと お前と戦うつもりはない」
足元にはバズ兄の放った矢。どうやらハッシュさんに戦えとからんでいって撃った模様。
ですが、華麗にスルーといったところでしょう。
相手にされなかったのもですが、ハッシュさんの変わりっぷりにもきっと納得のいかないバズ兄。
というか、バズ兄、入団したんだ。そのいきさつはかなり省かれております。
華麗にスルーといっても、そもそも絡まれる自体がナンセンスなわけで
ちょうどそのやりとりを見ていた黒髪の憲兵さんにアヤつけられます。
というかこの人やっとお名前がヒューベルトさんであると判明しました。
じゃあもう一人のオデコにキズのある彼がアルゴラさんというわけやね。
ヒュ「入団したての新入りにからまれるとは災難だったな」
とかいって労ってる風を装いつつ
ヒュ「団長としての威厳が足りないんじゃないのか」
多分これがいいたかったんやね。根性悪そうだもん。
オドオドしてた片田舎の子供が陛下直々に抜擢されるってだけでも面白くないのに
なんと団長のポストについてるとか。難癖つけていびりたいところでしょう。
しかしハッシュさんたら煽り耐性も皮肉返しも相当なもの。
ハ「そうかもしれませんね 貴方を見習うようにしますよ ヒューベルト副団長」
言うねぇ。
しかもヒューベルトさん、ハッシュ団長の下の副団長なんだ。直属の部下的な?
そりゃ面白くないでしょう。鬱憤もたまろうというものです。
そしてその鬱憤をあろうことか禁じられている私闘で晴らしたい風のヒューベルトさん。
ヒュ「あの新入り あの時の猿だな」「治らぬ無礼を私が叩き直してやるとしよう」
そういえば、ヒューベルトさんのポストを賭けての
バズ兄とヒューベルトさんの戦いもおあづけのままです。
というか、ヒューさんてば涼しい顔してて血の気多いのな。
ハ「星十字騎士団内での私闘は死罪ですよ あんな者の為に死ぬつもりですか」
ヒュ「なに 見ている者がいなければ 陛下といえど知る由も無し」
ていうか、ゲスですな。
前回も陛下に黙ってやろうとして、バレたんで平謝りとか。
あれもバレてなかったらシレっとしてたんでしょうな。
そんなゲスの腹積もりはハッシュさんには聞きません。
マジメなところはずっと変わってないのかな。
それとも、陛下とは半身同士なのでなにかあるのかもしれない。
ハ「私が見ていますよ」
チクるぞって意味なのか、
それともハッシュさんの見たものはずべて陛下にも見通せているとか。
ええと、三年後みたいです。この回想。
ハッシュさんが陛下のとこにスカウトされてから三年。
三年してようやくバズ兄は実力で入団を果たしたみたいであります。
しかしそのときすでにハッシュさんが団長。
もともとだったのか、三年かけて上り詰めたかはバズ兄の知るところではないようです。
興味もないんでしょう。なんだかんだ自分大好きっ子なので。
それから今迄、何度も何度もハッシュさんを煽ってはスルーされてたバズ兄。
ちょっとかわいそうであります。
「俺と勝負しろ 俺はまだ お前に敗けちゃいねえ」
敗け・・たいんでしょうか?
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A【前髪大事】
バズ兄が攻め立てて、ハッシュさんが躱すという戦い方ではありますが
それでもハッシュさんは確実にバズ兄にダメージを与えているようで
ここにきてついに右腕が飛びます。
完全に実力はハッシュさんが上ですよね。
しかし、闘争心はバズ兄のほうがあると思うのです。
右腕を失いつつ、怯むどころか間髪いれずに残った左腕で
バーニング・フル・フィンガーズを出します。
これはその、バーナーフィンガー5ってことでしょうかね。
5本の指から放たれる火炎?が渦を巻いてますけど
結局これ5本が一方向にまとまってるだけですな。
5本で出してるメリットはなんなのかと。強いていうなれば威力。
しかし、そんな渾身?の火炎も、
目にも留まらぬハッシュさんの移動と攻撃の前に的外れの方向に。
ていうかハッシュさんこれザ・ワールド(ジョジョのDIOさまの能力:時止め)
出してません?
前にいたと思ったら後ろに立ってるってもうこれそんな感じでしょう。
しかし、バズ兄はもうそれに驚愕するとか悔しがるとかしません。
また斬られたのでしょうか。
肩口から血をあふれさせて立ったまま、振り返ります。
そこには同じく振り返っているハッシュさん。
のばした手は今ようやく簡単にハッシュさんの胸倉に届きました。
このままバーナーフィンガーで焼いてしまいたいところでしょうが・・・
ジュウ・・・ッっと音がするだけ。
もうバズ兄に出せる火力は残ってないのかもしれません。
煙しか立てさせることができない、
つまり火をつけることができなかった『親友』の胸に顔をうずめ、
「・・・俺の敗けだ ユーゴー」
「・・・くそっ・・・」「思い通りにゃいかねえもんだな・・・」
「・・・お前に敗けたら・・・」
「もっと悔しいもんだと思ってたぜ」
ようやく敗けることができたバズ兄の切ない顔がぐっときますな。
やはり乱れた前髪は大事だと思います。
そんな『親友』の言葉をどう受け止めたかハッシュヴァルドさん。
そのまま階段を上り行きます。
階段の下にはバズ兄。
「ユーゴー お前今から俺の子分な」
と初めて出会った森での思い出とともにバズ兄はそっと目をとじるところで来週。
こういうシーンの感想って苦手んだよおおおおおおうおんうおんええ〜ん(゜´Д`゜)
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